盾の勇者の成り上がり Season 2・第13話・最終回
前回で事実上の最終回だったので、公式から何も言われないのもあって第13話は総集編かなと思っていたら、今シリーズの軽い振り返りな回想だった。OVAみたい。
一区切りして尚文一行はフィーロの牽く馬車で移動。サバイバルな生活を送っていた。釣りをしながらラフタリアが小さくなった頃の服選びの回想。このまま総集編?と思ったらちゃんと新たな物語。
尚文は相変わらずクソ真面目にこの世界でなら和風の服装かとか眺めていたが、ラフタリアは尚文を意識してかわいい服も考えていた。それを絆が気がついてプロデュース。最初に着せたのが花魁の衣装で、それどうすんだ。動きづらいけど、尻ばしょってしまえばロリコンの尚文も一発だとか。え?尚文ってロリコンだったっけ?
結果的に今シリーズでラフタリアが着ていたのに落ち着いた。絆以外は新しい服になって、ラフタリアがこの中で誰が一番良いと思いますかと聞くと、流石の尚文さん、自分のが一番戦闘に良さそうだと言ってくれた。うん、まあ朴念仁だけど、他の誰がとか言わないのもある意味で正解かもしれない。
そして場面は絆の方。その服選びの話で続いたが、ラフタリアもそう言われて納得したので二人の距離感が分からないと言う。ラフタリアさんははかれない。
ヨモギは絆に無限迷宮に飛ばされた時の話が聞きたいと言う。絆、確かにそんな場所に飛ばされたのは大変な事だった。尚文達が同じく飛ばされる迄一人ぼっち。脱出方法も分からない。海に漕ぎいだしてみても何かの結界があるし。でもあの時思ったが、魚とか鳥とか(鳴き声が聞こえた)のあれだけの生態系が維持出来るのはあんな程度の広さでは無理な気がして、どこかに本当は穴があったのではないのか。
とにかく絆は苦労した。一時は死にたいと迄思う程に。でも死ぬ位なら塩の精製とか労力を惜しまなければ良いと気持ちを切り替え、そして相棒が出来て尚文達が来る迄の何年かを過ごす事が出来た。
一方でキョウを慕っていた筈のヨモギは今はもうキョウの顔も思い出せないと言う。あんな事があったから。気の毒なヨモギに絆は楽しかった時の事を思い出せば良いと言うと、ヨモギがキョウがメガネメガネと探していた場面を思い出して激しく笑う。流石にこの時はペンペン(クリス)もろとも絆は引いたけど。
馬車の中でオストの思い出。おぼこなラフタリアに分かりやすくアレを教えようとしてかえって大変だった頃。焚き火を囲みながらラフタリアは聞く。
「既成事実って何ですか?」
いきなり吹いたのは誰かと思ったら、ああ、リーシアか。
リーシアは喋っちゃ駄目と言うけど、ラフタリアは何か大変な事実かもしれないと思い、どんな事でも受け止めます!とオストに既成事実の意味を聞く。
オストさんがラフタリアにゴニョゴニョと「アレをナニする」と言うのだ。フィーロならもっと分かるまいと思ったのに、なんだツガイになると言う事なのかと。ここまで言われたら流石にラフタリアも何となく分かってしまった。
そんな話をしながらもフィーロの牽く馬車は崖に到着。その先に見える三つの尖った山が霊亀の跡か。花を手向けてオストに別れを告げる尚文達。それを見送るオストさん。
盾の勇者、Season2になると流石にもう成り上がり要素が無くなっちゃって、Season1みたいなその逆境を乗り越える楽しみが同時に無くなってしまった。だから不利な状況を越える物語になった訳だが。