ヒーラー・ガール・第6話
ソニアが喜々として穂ノ坂治療院の理念を演説している。そして最後に見習いは治療師の下僕だと言って玲美にはたかれた。
これはさては穂ノ坂のおばあさんがどうかしたかなと思ったらギックリ腰で寝込んでいた。そこで烏丸音声治療院から三人が応援に来たのだ。ギックリ腰は理彩でも治療出来ない。この作品の音声医学の仕組みがよく分からない。以前学会発表してたので科学的根拠があると思うのだが、物によってはみるみる治癒される。生物の細胞分裂速度とはかけ離れて。よくある異世界物なら何だか分からないメカニズムでヒーリングされるけど、一応音声医学を謳ってるからそう言う得体の知れない仕組みではないのだが、出来る事と出来ない事の境界が分からない。
ここで今回のポイントとなる一言。うちのソニアは派手なのが好きだから地味な研究ばかりしてる理彩に不満があると言うのだ。
穂ノ坂治療院の楽譜ストックにかなはもとより玲美が驚いていた。1902年の高橋の楽譜。そんな昔から音声医学あるのか。日露戦争前だぞ。
楽譜を見てはしゃぐ玲美達にソニアが何遊んでるんだと言うが、マッサージチェアに腰掛けながらだと説得力が無い。一応、身体は楽器なのだからほぐしていると言うけど、そのまま寝てしまうとやはり説得力が無い。ただ、身体さえほぐれれば良いのなら寝ても良いんじゃないかと思うが。
そして診察が始まった。いっぱい来てる。ソニアの治療流石にしっかりしてる。火傷の子の腕を音声医学でみるみるうちに治癒させてしまった。お薬出しておきますね。音声医学の治療のあとで薬要るのか?ともかくかなは素直に感動していた。
気を良くしたソニアはかなを助手に任命。私の爪の垢を煎じて飲ませてあげるわ。それってお腹壊さない?かな、日本のことわざ知らんのか。
治療に来た上野さん、大先生から次から治療を変えると言われていたみたいでカルテにそう書かれていた。だが、ソニアにはそれは出来ない。薬を出しておくので次にまた来て欲しいと告げる。
かなはこれにも感心した。ソニアは私にだったら出来るからとやっちゃうのではと思ったが、ソニアはちゃんとルールを守る。C級ヒーラーに許されていない治療はしない。ソニアは年齢とかだけで出来る治療に限界がある今のルールを変えさせたいのだ。だからその為にはまずは現行ルールはちゃんと守ってその上で実力を認めさせてルール変更を迫る。その実力を認めさせるのが理彩に勝つ事。理彩はあれだけの実力があるのにそう言う面では何もしない。それがもどかしい。ここで冒頭に返ってソニアの持つ理彩への不満と言うのが出て来る。
ところでかなちゃん、明日から大変だけど頑張ろうね?
は?
文化祭実行委員、1年B組、藤井かな。
かなの4人の同級生がソニアに頼まれて断れなかったのだそうだ。この同級生、名前出るのかなと思ったのにEDのキャストで単なる同級生だった。名前付けてやれよ。
申請書を整理しているうちにかなはトンデモナイ物を発見。模擬店「ロシア料理」の申請がロシア料理研究会で、責任者がソニア、参加者がしのぶと並んでかな。
は?
この申請の理由は治療院でソニアが患者さん達からソニアのロシア料理を食べてみたいと言われたから。だったら文化祭でロシア料理模擬店を開いて沢山作ればみんなに食べて貰える。まあ発想は患者思いだったんだけど、かなの事を全然考慮してない。しかもロシア料理研究会ってこの模擬店に合わせて急造したと言う。これを通すために、だから実行委員になったのだ。
でもこんな押し付けでも主旨を汲んで喜んで手伝ってくれるかな。
メニューはピロシキとボルシチとロシア風水餃子ペリメニ。そんなものあるのか、ペリメニ。加えてロシアンティー。
ソニアがまず試作。でも出来上がったのは紫色のボルシチ。それでよくもまあ患者さんにロシア料理どうのと言えたな。見た目とおりにまずい。料理は見た目じゃなくて味よって言うけど、見た目も重要だよね。
かなが作っても紫色料理になる。しのぶが作ってやっと美味しい料理完成。でもしのぶは忙しいので手が回らない。そこで響に頼んでみた。さすがの響ちゃんま、美味しくできました。ただ、他校の生徒は手伝いに入れないので作り方のコツのメモを貰った。最初はそれでも紫色料理になったが、練習してるうちに美味しくなったみたい。
文化祭前日、準備に忙しくてかなは教室で寝入ってしまった。仕方ないわねとソニアが癒やしの歌。これ、外にも漏れて準備をしてる他の生徒達も活力が満ちて行く。
そして始まる文化祭。お、次回に続くんだね文化祭の話。
しかもCパートで事件発生。でっかい穴が開きます!