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パリピ孔明・第4話

代々木アートフェスで孔明が待っていた本命がやって来た。いかにも大物プロデューサーに見えたがその通りでこの代々木アートフェスの主催者でもある近藤剛。英子が初参加でその理由で不人気スペースに回されたのに、すぐ近くの人気グループJET JACKETの観客を食って盛り上がった英子に注目したのだ。

誰なのか英子が知らなかったのはもとより小林も知らなかった。それを孔明はもう調べてあって網を張っていた。

近藤の秘書によると初参加にして目立たないE15ステージでこれだけ人を集めたのは英子が初めてだと言う。SNSを見てもE15でこれだけ人が来て盛り上がったのはびっくりだとか。うん、実力もあるだろうしあの人物も工作してないか?

だから近藤は自分が主催する別のフェスにも参加しないかと言ってきたのだ。ここまで策を練っていたのか孔明と驚く小林。

近藤が特別なステージを用意すると言うのを聞いて英子はまたも「私なんか」と言うけど、孔明はそれは厳禁だと思っているよね。そして近藤が示したのは飲み干したグラスに名刺を二つ入れて、どちらを選ぶか。片方は一月後に福岡で開催される今回の代々木アートフェスと同規模のステージの担当者の名刺、もう片方は昨年30万集めた大型フェスサマーソニアのブッキング担当者の名刺。さあどちらを取る。
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ここでどんな展開にするのかなと見ていた。意表を突いて選ばないとか、どっちもとか、それはちょっと英子の地道なそれでいて意欲的な成長には向かないか。孔明は勿論かんがえてるかもしれないが、ここは英子本人が選ぶ場面だろう。

英子がまたも私なんかと言いつつ、夢があるサマーソニアに手を伸ばしたが、サマーソニアに出るにはまずは10万イイネを集めるのが条件だと言われて完全にビビる。そして小林は噂を聞いた事があった。この参加資格を満たす為にこれまでに様々なミュージシャンが無理をして自滅して行ったと言う噂を。だから小林は英子にここは福岡だと囁く。

過去5年間でこれを達成出来たのは1グループのみ。またも英子はそれを聞いて私なんかがと孔明の方を見た。だが孔明は言う。あなたが選んだ道を全力でサポートすると。

英子の夢、それは世界最大のフェスに出る事。だったらここで踏みとどまっていられない。英子はサマーソニアを選んだ。
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ブラボー!喋ったよ、近藤さん。

10万イイネなんてどうやって集めるのか。孔明なら何とかしてくれるよねと英子は孔明を見たが今のママなら無理ですねと。新しい人材が必要だ。強力なラッパーが必要だ。どーするつもりだ孔明。

10万イイネなんてどうするのか。今から何か始めないと駄目だと焦る英子。でも孔明は外でウケるーなヤツと約束してた。朝パしようぜとか。仕方ないので英子は今自分で出来る事をする。

孔明、裏で何か動いてるな。
でも我が君を不安にさせたままと言うのはいかがなものか。
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休日、英子は孔明の部屋に行ってみた。店に一室貰ってるんだ。そこで孔明は何種類かの音楽を同時に聴いていた。やっぱり普通じゃない。

今晩は六本木付近に気が集まるので行ってみるつもりの孔明は英子を誘った。最初はハッピーアワーだと1000円飲み放題の場所でまず飲む。なんか馴染みの人もいるし。

次の店は大盛りあがりの店。チャラ場(と言う単語あるのか)と有名な店らしい。DJの質も高い。情報収集怠り無い孔明。そしてまた馴染みが居るし。さらにはあの影の要員も居るぞ。

孔明、英子を放置してどこかに行ってしまったので英子は一人で遊ぶしかなかった。オール明けのうどんうまいまで。だが英子を放置してる間に孔明は情報収集していた。ずっと人物、ラッパー?を探していた。やっと見つかったらしい。

そう言って孔明は英子には歌に集中して欲しいと言うのだ。孔明の本気を感じた英子は自分の夢を語る。世界最高のフェスのボイセルランド(?)に行きたいと。その英子に改めて孔明から「私なんか」と言うのをやめなさいと言う。なかなか抜けないけどね。

英子が世界最高のフェスまでこだわっている理由があった。子供の頃に父と一緒に歌っていたのにある日父が失踪。そして母が音楽を反対される。もうどうしたら良いのかと。その時にあの小林のライブハウスでマリア・ディーゼルの歌を聴いてやはり音楽で生きて行くんだと。そしてボイセルランドに出たら失踪した父に迄届くかもしれない。

英子はここ最近やっていた曲づくりで録音した曲を孔明に聞かせた。
またも英子の歌に魅了される孔明だった。

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