ヒーラー・ガール・第2話
かなが今度仮免試験を受ける事になりました。これで晴れてヒーラーに・・・一歩近づく。それを聞いてる子が二人。矢薙ソニアと穂ノ坂しのぶ。
しかしその会話を完全に玲美に予想されてしまう。でも仮免試験に落ちたらどうしようと悩む。ただ、かなの性格なら落ちてもみんな許してくれるよ。うん、そうだろう。
仮免試験の全体を聞くとまるで運転免許の仮免試験みたい。音声医学と言っていたけど、それ以外の医学知識も必要みたいで、16歳の子が学校の勉強以外にそれもやるとか大丈夫なんだろうか。ただ、それこそ運転免許の仮免試験みたいに筆記は落ちる人がほとんど居なくて過去問覚えれば大丈夫とか言ってたけど。
歌唱試験もかななら大丈夫でしょうと言われたけど、かなは転調の部分が苦手だった。あ、うん、転調ね。転調、私など意識すら出来ない程に転調してる部分が分からないです。
玲美と響に聞いてみたら二人は特に意識せずにやってると言う。スポーツでも優秀な人がミスる事があると言うが、医療で失敗はまずいよね。と言う事で師匠の理彩に聞いてみたらと言われて行ってみたが未だ休憩中で睡眠中。玲美はこれぞ公然と理彩の寝顔を見られると期待して迫る。すると寝ぼけて猫と間違えられて抱かれたからもう玲美は駄目です。
診察の合間、次の人が未だ来ないと言うのでかなは理彩に聞いてみた。それはきっと演奏に引っ張られている。演奏に引っ張られると言うのは、演奏を聞いてから反応してるからで、心の中で自分のタクトを持って自分のペースで歌ってみなさいと。
とは言っても難しいので、うまい人のを沢山聞くのが良い。
だが理彩の歌を聞く機会が無かった。スケッチが出来たらと言うけど、そのスケッチとは何だろう。
翌日学校でソニアとしのぶに声をかけられた。放課後顔を貸しなさい。と言う事で放課後校門の前に行ったが、いいから着いてこいと言われてダッシュで逃げる。悪い予感がしたのではないか。
ソニアはかなが理彩の弟子と聞いて話があったのだ。ソニアは海外の飛び級制度を使って既にC級ヒーラー。そう言えば冒頭でかな達が16歳になってやっと仮免試験を受けられると言っていたが、飛び級制度があればC級になれるんだ。
ソニアの両親が海外に転勤になり、ソニアは日本に残る事になったが、その際に親同士が知り合いと言う事でしのぶの治療院でソニアを預かる事になって同居している。
穂ノ坂治療院って小児科みたいな内装だ。でもしのぶはヒーラーじゃなくて作曲とかそちらをやりたい。ソニアは自分ではS級だと思っていたが制度上それは出来ない。ソニア、理彩は門下も含めて敵と考えていた。何だその敵とは。ソニアの考えではS級の理彩を上回れば自分も事実上のS級だと認められると考えていた。それ敵なのか?
その後三人で外を歩いていたが、この時に煎餅屋で立っていた人って理彩だったみたい。
歩きながらソニアが異変を感知する。急いで公園に駆け上がったら妊婦がお腹を抱えてうずくまっていた。今29週目。8ヶ月だけど早産の可能性もある。救急車を呼んだし、今回はソニアが正式なヒーラーなので大丈夫かなと思ったが。
救急車はすぐに来られない。だからソニアが母体を安定させる。正式なヒーラーなら補助で見習いを頼んでも良い。だからソニアがまず歌い、そしてかなが合わせる。ヒーリングが始まって効果が出だしたみたいだが、おや?妊婦さんの様子があまり改善しないぞ。途中迄は順調そうだったんだが。そしてヒーリングが跳ね返される。
これはまずいと言う所で理彩がやって来た。二人ともよく頑張った。あとは自分が引き受ける。流石S級。たちまち効果が発言。そして流石高垣彩陽さんだ、声の伸びが凄いよ。
こうして妊婦さんは安定。そのうちに救急車のサイレンも聞こえて来た。無事引き渡される。
ソニア、失敗して気まずそう。失敗した原因は経験不足だと言われた。見落としがあったから。今回は相手が一人ではない。胎児も居る。だから両方に歌いかけなくてはいけなかった。そこが経験不足か。
ソニアは覚えてなさい、今度は負けないからと言うけど、これ典型的なナルト指キャラだ。