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パリピ孔明・第3話

石兵八陣によってミアの罠を逆に利用した孔明。これで英子は今までの全く知られていないミュージシャンから少しは知られたミュージシャンになった。今の英子はこれだけでもニヤニヤだったが、もっと高みを目指せと小林に睨まれる。

それではと言う事で孔明が次のステージとして用意したのは「代々木アートフェス」だった。ここは参加申込は駆け出しのミュージシャンでも可能だが、審査は厳しい。孔明はこの世界での実働員を確保したらしい。メガネをかけたファンで、彼に先日のL.R.N.の動画を編集させて応募して通ったとの事。このファン、最後にも登場するので今後孔明の手足となって活躍するのではないか。
参考資料

早くも当日。英子と孔明と小林はフェス会場の代々木公園に向かう途中で竹下通りを歩いていた。すると孔明はチャイナ服の女の子を発見してひょっとしたら自分と同じ様に転生したのではと駆け寄った。いや、それはおかしいぞ。いわゆるチャイナ服は満州族の清朝によって中国が支配されてからの物だから千数百年もの開きがある。

次に孔明は中古のCD/LP店の前で足を止める。貼ってあったJET JACKETのポスターを見て何か思うところがあったみたいで店に入ってすぐに買い物を済ませて来た。

代々木公園に来たら既にフェスが始まっていた。英子のステージの場所に行ってみたが、メイン会場から外れた不人気ポジション。今既に歌ってるミュージシャンが居たが全然人が居ない。

それに対してすぐ近くの大きめのステージには人が集まっている。英子と同時刻にそこでやるのはさっきチラと見たJET JACKETだそうだ。観客の導線はそちらに引き込まれてこの奥までは来てくれない可能性が高い。なのに孔明は「実に好都合」と言うのだ。これは今回も孔明の策が期待出来そう。

孔明は小林と運営の人と何か打ち合わせ。その後姿を頼もしく見る英子。

小林が照明を設置してると、ある男がやって来た。JET JACKETのボーカルらしい。英子は単純にJET JACKETのボーカルが来てくれたと喜ぶが孔明は彼の様子を確認していた。

そんな時に突然のアクシデント。機材トラブルで音が出ない!これを聞いてからボーカル男は戻る。これでボーカル男は向かい側の英子が完全に敵ではないと認識した。明日単独ライブが待っていて、今日は手抜きしても大丈夫だと。

英子の方はトラブルが直らない。折角来てくれた人も立ち去ってしまった。どーする孔明。

ただ、JET JACKETの方を見ると最前列はコアなファンらしく盛り上がってるが、後方の人達は人が集まってるから来てるだけに見える。機材さえ直れば英子の歌で人を集められると孔明は英子に言う。しかし孔明は仕組んでいた。JET JACKETのボーカルには問題がある。それを見越して機材トラブルをわざと仕組んだのだ。そして然るべきタイミングでそれを解除すると。

孔明が小林に兵法三十六計の説明しようとした時、英子の歌が聞こえる。そしてそこに嘗ての我が主を重ね合わせる。今度こそ天下泰平を実現させるのだ。今回は兵法三十六計の中の無中生有を使う。

日も暮れて盛り上がるJET JACKETのステージ。今日は楽勝と思ってMCを入れたその瞬間、英子の機材トラブルが解消。いや、解消と言う事にした。そしていきなりJET JACKETの方に照明を照らす。嫌でもそちらを向くJET JACKETの観客。

英子を信じている孔明はこれを仕込んでいた。英子の歌の方を振り向かさせれば人は集まる。そしてもうひとつ、JET JACKETのボーカルは喉に問題を抱えていた。あまり強くない。明日の単独ライブを考えると観客から要求されたMID DAYは歌えない。呼び戻せない。

これは全部孔明の事前調査による。初参加は何箇所かある不人気スペースのどこかに割り当てられる。ここになった場合の相手はJET JACKET。その為の策なのだ。この場所でなかった場合の策略は使わずに済みました。いや、別の策もあったのかよ。
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ここまでやっておいて仕上げ。何かと思ったらサービスドリンクだった。あの竹下通りで買ったメガネここで使うのか。別にこれはJET JACKETへのトドメの為ではない。孔明が嘗て兵士からの希望に沿わなかった後悔の為だった。

ともかくこれで英子のステージは大成功。英子は長年の知名度の低さから自分を低く見る傾向があった。だが、この代々木のステージで成功した事でその殻から脱せられるだろう。それが今回代々木アートフェスを選んだ理由だ。
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JET JACKETの三人が孔明に文句をつけに来た。やり方が汚え。こちらは必死でそんな策略など知りませんな。それを聞いたバンドの一人がこいつ嫌いだ、やっていいかと。流石に暴力は。

そこで孔明からのプレゼント。ジャーン、喉に効く煎じ薬。
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バンドの一人が飲んでみたらまずさに悶絶したが、喉に効く。もう一人も飲んでみて同じ。バンドの仲間がボーカルに飲めと勧める。喉さえ開けばおまえ最強なんだからと。

ボーカル、飲んでみたら本当に喉すっきり。
レシピはクッキングパッドにあげています。見てみたら孔明、既に沢山レポしてるみたい。馴染みすぎだろ。

そして孔明は何か出して来た。あなた方のフェス1年目の荒々しい歌が好きだ。これにサインが欲しいと。竹下通りで買ったのこれもか。孔明、今回のJET JACKETに対しては潰すのではなくてそちらも引き立てる戦略なんだ。さっきあいつ嫌いって言ったヤツも帰る時にはあいつの事すげー好き。

ステージが成功に終わり、英子も充実感を持って終わる。もっと沢山の人に聞いて欲しい。するとそこで「本命が網にかかった」。

お!誰?どこかのプロデューサー?

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