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本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(第3期)・第2話(通算第28話)

インク協会の暗躍のせいで神殿への冬籠りが早まったマイン。幸せな家族生活を何年も送ったせいで一人で寝るのが寂しい。

青色神官ともなると側仕えが起こしに来る迄寝てないとならないらしい。怪しい蠢動があるせいで神官長は情報が集まる迄は孤児院から出てはならぬと言う。じわじわ窮屈な生活になる。デリアに文字を教えた手応えで神殿教室開けるかなと思ったけど、青色神官がそんな事をしちゃいけないと言われた。束縛が多い。

だからルッツが来たら思わず抱きついてギュしてと。たった一晩だけ離れたのに。

ルッツとは冬の間の手仕事について相談。冬は紙が作れないから(晴れないから乾かないとか?)木製のリバーシとチェスとトランプ(トランプも木製とは)を作る事にする。
参考資料

ギルがルッツに張り合っていたが、それをルッツが喜んでいた。と言うのも、春になったらルッツは隣町の工房に行ったりしてなかなか来られなくなる日があるから。ルッツはルッツで自分の夢に近づいていた。

でもギルがルッツみたいにマインを甘やかしてやると言っても、それはフランが嗜める。側仕えとはそれなりの距離を取らなくては駄目だと。

と言う事でマインは寂しいのだが、やって来たトゥーリにとても甘える。これはいくら何でも成人だった前世の麗乃から幼児退行しすぎでは?と思ったけど後でそれなりの理由を言っていた。

神官長からマインに連絡。儀式用の衣装をベンノが納品するのはカルステッド(あのトロンべ討伐の時の隊長。しかも二期の最後に神官長からマインを養子にしろと言われていた)が来る日にしてほしいと。

この冬最初の雪の日にベンノは神殿に注文された儀式用衣装の納品にやって来た。しかしベンノは憂鬱だった。あの神官長と上級貴族(カルステッドの事、初顔だから)と会うと思うと。マインはカルステッドは気さくだよと言うけど、ベンノはその甘い考えを叱る。衣装の納品だけで自分が神殿に呼び出される訳が無い。もっと何か話がある筈だと。

納品の場にはダームエルが居た。何だかこの辺りで神官長とカルステッドが目配せしてた。代金をカルステッドとダームエルが払った事になって二人の責任問題は取り敢えずは消える。

さて本題。盗聴防止の魔術具で結界の様なものを発動。

神官長はインク協会の会長はヴォルフと言う男か?インク協会と契約を交わしてからマインの素性を探ろうとする動きがあったらしいな。それは契約を交わしておけばそれを結んだ全員が解除しなければ契約が継続するからこそ、乱暴な動きとなったのであろうと。流石のベンノもそこまでは読めなかったか。ヴォルフは悪い噂もあった。

神官長はこの先もマインの情報は隠しておいて、情報を収集する様にとの指示。

ベンノが帰った後で今度はダームエルを交えての話。あの事件で領主が下した裁定はシキコーザに対して死刑。ダームエルは見習いに降格。そしてマインの護衛に就く事になる。ここで改めて神官長から、マインの今の身の上は非常に危険になったと話す。

まずはあのトロンべ討伐の時に見せた強力な魔力。あれは上級貴族の間では使える奴と言う噂が広まる。一方で下級貴族の間では平民のくせに魔力で貴族並の扱いかと不満が湧いていた。

マインを巡ってはそれを利用しようとする者達がマインの家族を邪魔者として排除しようとするかもしれない。一方シキコーザの母親はマインに恨みを持ってマインとその家族を害しようとするかもしれない。いづれにせよマイン自身とその家族が非常に危うい状態になっている。

だからカルステッドの養女となれ!

これにはマインが強烈に反発。以前神殿長と家族が面会した時に発動した様な魔力の暴走をしかねない状態となった。慌てる神官長は何とかしてこれを止めようとする。最後は魔術具で抑えた。
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カルステッドとダームエルに影響があってはとあの隠し部屋へ。ここまでマインが家族との関係を強烈に意識する様になったのは二期の最後で神官長が精神干渉でマインの前世を覗いたからだ。前世でマインは家族を蔑ろにしてしまった。母に何も言わずに別れてしまった。だから今度こそは家族を大事にしたいのだと。やけに幼児退行したと思ったけど、トラウマみたいなものだったか。

仕方ないと、神官長はルッツとかトゥーリがした様に抱きかかえる。
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これでマインもちょっとは落ち着いた。そのマインに感情抑制を出来るようにせよと言う。でもマインは家族と離れたくない。神官長はならば10歳までは許そう、しかいそれを越えたらもうそれは許されない。危険だと判断されたら処分される事もあると言う。

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