SPY×FAMILY・第1話
時代設定は実在世界で言うと第二次世界大戦が終わって間もない頃の東西冷戦期だろうか。車やテレビが古い。東側と西側が接していて両方で対立してる感じは東西ドイツの様だ。走ってる路面電車がドレスデンの路面電車を彷彿とさせる。
コードネーム黄昏は西側のスパイ。100の顔を使い分けられる。冒頭では大臣の失脚を防いでみせる。次の標的は国家統一党総裁のドノバン・デズモンド。彼に近づいて動きを探れ。その為に一週間以内に子供を作り、デズモンドの子供が通う学校へ入学させよ。デズモンドはそこになら定期的に開催される懇親会に顔を出すからだ。
いや、一週間以内に子供作れとか。その子が学校に通うとか。
当然ながら養子をとるしかなかった。
黄昏はロイド・フォージャーと言う名前の精神科医となって子供の保護者にならんとしていた。里親になるべく孤児院を尋ねる。素性が曖昧な子が良いと劣悪な孤児院を探し、男でも女でも良いから賢い子をと求めた。ただ、デズモンドの子の通うイーデン校に入学させねばならぬから6歳以上でなくてはならない。
読み書き出来る子と言う事でアーニャが選ばれた。しかし小さい。黄昏はどうみても4歳か5歳か、これではダメだと考えたらアーニャは6歳と答える。そして新聞のクロスワードパズル欄を見せた。やってみせると言うのかと黄昏が近づいて頭の中で答えを考えたらそれと同じにアーニャは全部解答してしまう。ここでアーニャは何か特別だなと思った。
すぐにナレーションでアーニャが超能力者だと分かる。人の考えが読めた。だから黄昏が思った答えを書けたのだ。そして黄昏がスパイと言うのも理解し、スパイにワクワクしていた。スパイ物が好きだったのだ。
ともかく賢い子と言う事で黄昏はアーニャを貰い受ける。
黄昏は買い出しに一人で出かけようとしたが、アーニャはどうしてもと付いていく。行く先々で黄昏の目論見をアーニャが裏切る。これが面白い。しかもアーニャがかわいい。
子供の事を理解しようとマニュアルを大量に買い求めて勉強する黄昏。何故かタイトルだけはローマ字。
次に出かける時は部屋の外にバリケードを作ってアーニャを閉じ込める。今回はアーニャのイーデン校入試の為の書類の引き取りだった。願書はもとより試験問題まで。これで答えを丸暗記させれば何とかなるだろう。おまけでアーニャの過去の情報も。でもその過去が何もない。施設を転々としたり里子に出ては返されたりを繰り返していた。
しかしアーニャは部屋の中で無線機を弄ってしまったので、これが東側にバレてしまう。
発信源を探知されて黄昏が帰宅した時には東側のスパイが既に部屋の中に。黄昏はそれを察知して片付けるが、アーニャが居ない。
アーニャは東側のスパイに連れ去られていた。こいつは使えるかもしれんと思ったところで送り込んだヤツが帰って来る。黄昏が化けていたのだ。黄昏はアーニャを抱きかかえて逃亡。アーニャはその男が父だと分かる。黄昏はアーニャを安全な場所へ行かせておいて、そして残って東側の連中を片付けた。だが、その時の父の気持ちをアーニャは読み取った。
黄昏がエドガーを封じて来て、これで別の子を調達してやり直しだと思った黄昏だったが、アーニャは待っていた。父を。
アーニャは晴れてイーデン校に合格する。超能力でカンニング・・・は出来なかった。周りがみんなダメだったので、黄昏から教わった事を思い出して。
これでOKと思ったのに、イーデン校からの通知では三者面談があるとの事。
父母、必ず同席の事。片親は許さないのか。この時代だしなあ。
次は妻の調達だよ。
面白かったなあ。
黄昏も良かったが、何と言ってもアーニャ最高だ。