ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~・第1話
陸上を続けたくて地方の漁村から東京の桜丘高校に進学した涼海ひより。しかし上京早々警察のお世話になってる同い年位の男の子を見かけ、彼に睨まれてしまう。
だがその男子が同じ桜丘高校の同じクラスの生徒で、しかもアイドルだった。さらにはそのクラスにはその彼染谷勇次郎とユニットLIPxLIPを組んでいるもう一人のアイドル柴崎愛蔵も居た。
慣れぬ大きな学校でひよりは度々迷子になるが、ある時校舎裏で勇次郎と愛蔵が口論しているのを発見。止めようとしたが、いかにもこの後踏んづけて放水してしまうだろうと思われるホースに躓いて、自分のみならず二人まで巻き添えにしてビショビショにしてしまった。このせいで勇次郎のみならず愛蔵にも睨まれる事になる。
そんなひよりだったが、昼食の時に購買部のパンを買いそこねたのを見たギャルっぽい服部樹里にパンを分けて貰ったり、そこに一緒に食べようと声をかけて来た優等生っぽい中村千鶴も居たりして友達が出来た。ただ、樹里は良いとして千鶴は何故か急に声をかけて来たので裏が無いだろうね。このまま良い友達関係なら良いのだけど。
ひよりの実家の父がギックリ腰になってしまって、当分漁に出られない。こうなると家計が苦しくなる涼海家。ひよりは学費は親に入れて貰うけど生活費はバイトをして自分で稼ぐと母に告げる。しかしどうにもこうにもバイト先とご縁がありません。
そんな時に時給が良くて体力とやる気があれば経験などは不問と言うバイトを見つける。これだと行ってみると、沢山のおめかしした女性がバイト面接を受けに来ていた。ひよりは面接で志望動機を聞かれて生きるため!と即答。そしてアイドルについてどう考えるかと聞かれてクラスのあの二人を思い浮かべて、あんなの嫌だと即答。面接官はひよりの通学先が旭丘高校と見てクラスも聞いて来た。
アイドルをこけにした面接じゃ受かるわけないと思っていたひよりだったが、意外にも合格でそして意外にもあの嫌だと思った勇次郎と愛蔵のマネージャー見習いとされた。
ヒロインが男性アイドルと嫌われながらも頑張る話なので、女性向けで、それは自分には合わないかなと思ったけど、主人公のひよりの好感度が高い。