ヒーラー・ガール・第3話
仮免の試験が近づいていた。でも割合のん気に過ごしている感があるではないか。今回はこのままずっとミュージカル仕立て?三人だけテンションが違うのかと思ったけど、烏丸も渚も歌うし。
ただそうも言っていられない。かなは他のテストの点数が良くても薬学が惨憺たる有様だった。そこで響の部屋で仮免許試験の強化合宿。女子会でガールズトークしてる場合ではない。
前も思ったけど、高校生が受ける薬学の知識ってどれだけの事をするのだろう。過去問をやっておけば大半の人は合格すると言っていたが、人に投与する薬となると運転免許の筆記レベルではないと思うのだが。
人事を尽くして天命を待つと言うが、未だ尽くしてないが、神社に合格祈願のお参りに行く。そこで見かける神楽に対して歌によるヒーリングと共通する何かがあるのではと思うのであった。
そして試験当日。どこだこの武道館みたいな建物は。そして今度こそ人事を尽くして天命を待つの状態。手応えのせいかかなが凄い惚けている。これはあまり解けなかったのか?と思ったら、玲美と響も惚けていた。
烏丸に言わせると根を詰めすぎてその反動が来たのではないかとの事。何か気分転換はと思ったら丁度ありました。
町内の大運動会。烏丸音声治療院として登録したので頑張ってね。
ここにあのソニアがやって来る。烏丸音声治療院の登録を見て烏丸と勝負に来たのだ。でも烏丸は参加しない。今日は運営のお手伝いだから。
なーんだ私に臆して出ないのねとか悪口を言うので師匠の悪口は許さんと言う玲美に火が点いた。だったら勝負よ。どちらが競技ごとの1位に授けられるレイを多く貰えるか。
と言う事で勝負開始。先ず短距離走で玲美が1位を取ってレイを受ける。一方ソニアはゴキブリの如き走法で障害をクリアして1位となる。両者一進一退を繰り返し、烏丸と穂ノ坂の首に沢山のレイが被せられた。14対14で最後の競技の1000m走。それにしてもこの二つのチームだけで28競技も取ってるので、一体何競技あったんだ。
なのこの競技には協賛企業からほめだる(?)君の等身大のぬいぐるみが提供されます。これで俄然玲美のやる気が出て来た。何しろ烏丸の部屋を盗撮した時に目ざとくこれが好きらしいと言うのを把握していたのだ。
1000m走、玲美とソニアは最初からスパートしていた。どんどん離されるかな。あれは歌いながら走るとヒーリング効果があって速度出せるのかな。しかしラストスパートのタイミングで響が来た。あっと言う間に玲美とソニアをごぼう抜きしてゴールイン。ただ単に走るのは得意なのだそうだ。
これで優勝賞品のほめだる君のぬいぐるみは烏丸音声治療院のチームに。それを烏丸にプレゼントしたら、烏丸本当に好きだったんだな。思わず嬉しいと玲美に抱きついた。
さて、愈々仮免許試験の合格発表です。
烏丸がもったいぶって入って来たので、これは大丈夫だと思ったら三人共合格でした。これで正式ヒーラーへの第一歩。
響の実家にはあの等身大ほめだる君が送られて来たけど、最初に見えていた様に何体もが賞品だったのか。