スローループ・第11話
紅葉狩り釣り女子キャンプと言う事で、また三人だけのキャンプなのかなと思ったら、女子キャラ総出演キャンプだった。それにしてもひよりって自動車に弱かったのか。何とか現地到着。天空の湖の二つ名がある場所。野反湖らしい。
二葉達が先に着いていて、一花も楓も居る。
駐車場からキャンプ場までは未だちょっとあるので、大量のキャンプ道具はリヤカーの海王丸(違う)で運ぶ。でもリヤカーを牽く小春楽しそう。
(「たーん」とか言って牽いた?)
ここをキャンプ地とする地点に着いたら、テント設営は大人がやるから子供達は釣りに行っていいよと言われてひより達は釣りへ。しかし子供達を釣りに行かせて残った一花は先ずはビールから。
ひよりは二葉と釣りを開始。藍子は湖のほとりには近づかず少し離れて監視...いや、見てる事にした。
小春は今回もひよりと別行動だが、もうひよりが居なくても立派なフライウーマンだと胸を張る。
でもフライを引っ張るとブチブチと切れてしまった。仕方ないので恋先生の出番。フライフィッシングの糸って先の方は別になってるのか。そこ(ティペットと言う。ピペットに聞こえた)がヘタれたのでブチブチ切れていたのだ。と言う事でそれを交換。ニジマスには3Xで良いのではないかと勧められた。それらを繋げる結び方も教えて貰う。
恋が結ぶ時に糸をくわえるのを見て、ひよりを思い出して笑う小春。その話を聞いて恋は少し複雑な顔をしていた。
小春が釣りに行った事で、恋と藍子の二人きりになる。その時、藍子は三人が仲良しですよねと言うと、恋はまあひよりとは幼馴染だからねと言う。でも幼馴染と言うと藍子は二葉と幼馴染なのだが、最近二葉がひよりと仲が良いのでモヤモヤすると言うのだ。そんな事、わざわざ他人に相談しますかね。とは言え、この話は恋にもちょっと重なった。幼馴染だった子が後から出現した子と仲良くなって自分が置いていかれる感覚。
ニジマスも連れて今回のKOHARU'S KITCHENはロシア料理のウハー(уха)です。野菜を一緒に煮込むだけであら不思議、もう完成。
楓はローストビーフを提供。本当は獲りたてのカモとかを提供したかったけど、猟の解禁は来月。解禁になったら一緒に行ってみたいと言う小春、そして恋、そしてひより。でも楓の車は小さいから乗せて行けるのは一人だけと言うので三人の争いとなった。釣り勝負で決めようとか、結構ひよりってちゃっかりしてる。それにしても一緒に乗れるのが一人だけとか、確かにそんな車はあった気がするが、珍しいのでは。
翌朝、早々と釣りに行ったひよりの所へ楓からお湯を分けて貰ってカフェオレを作って恋が持って行く。歩きながら少し昔のやまひーに再婚の話をした時を思い出した。ひなたが再婚すると言うの、実はひよりが聞かされる前に恋が玲子から聞いていたのだ。実の母からではなく自分から聞かされたひよりの気持ちがいかばかりかとこの時は恋は焦った。
恋、ずーっと気にしてたんだよね。小学校の時にひよりの父信也が亡くなって以来どう言葉をかけたらよいのか悩みつつ踏み込めていなかった。ところがあの時の事は実はひなたと一誠が再婚する一歩になったのだ。恋に言われたからひよりはひなたと話をした。その段階ではひよりと同い年の娘がいる一誠の相談相手をしてる程度だった。でもひよりの事を考えると再婚とまでは思えなかったかもしれない。だからひよりから言い出してくれて踏み出せた。前もそうだったけど、ひなたは信也を亡くしてから逆に笑顔しかひよりに見せなくなっていた程だと言うので、これで良かったと思う。
恋はあくまでもそれは結果論だと言うけど、ひよりは力説する。恋が言ってくれたればこそ今があるのだと。
ちょっとは引っ掛かっていた恋の気持ちが晴れたかな。