« プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2・第9話 | Start | ハコヅメ~交番女子の逆襲~・第10話 »

天才王子の赤字国家再生術・第9話

我がナトラ王国に関する話とあっては私が出て来ない訳にはいかないなと颯爽と現れたウェイン摂政。でもドアの向こうでつぶさに話を聞いていた訳ではなくて、勢いでドアを開いて参加したので何の話がどこまで進んでいたのか分かっていない。その辺は賢いニニムが即座に簡単な経緯をメモしてウェイン摂政に渡した。

なになに、ディメトリオ皇子がフラーニャ王女を娶りたいと言ったが、フラーニャ王女がウェイン摂政が居ないので王室に関する事を自分一人で決める訳には行かないと言った所だ。うんうん、ってだとしたら自分がここに出ちゃ駄目じゃーん!

そう、だからディメトリオ皇子はニヤリと笑った。この場で決められないと言っていたが、摂政が出て来たのならもう決められるだろうと。こうなった場合、頭の回るウェイン摂政はあたふたして否定したりしない。勿論、これは両国の関係を発展させるまたと無い機会なのでお受けしたい。「え?」と驚くフラーニャ王女であったが、ウェイン摂政は話を続ける。丁度自分とロウェルミナ皇女との婚姻の話が先に進んでいた所だ。二重に婚姻が成立したら益々両国の一体性が増すと言うものだ。
参考資料

そう、神聖ローマ帝国皇帝のマクシミリアン1世がハンガリー王ならびにボヘミア王のウラースロー2世と「ウィーン二重結婚」を成立させてまんまとハンガリーとボヘミアの王冠をハプスブルク家にもたらした様に。なんてのはこの世界では知らない話ですが。

ウェイン摂政の話にロウェルミナ皇女が話を合わせてくれる。これ貸しだからねとか、それはあれと帳消しだとか無言のやりとりをしながら。
参考資料

ともかく二重結婚となればナトラ王国の存在が帝国で異様に大きくなる。ここで安易に進めては今度はディメトリオ皇子の立場がまずくなりかねない。そこでナトラ王国の顔を立てると言う事にして再度会見する事にした。

その後、駆けつけてくれた兄に感謝するフラーニャ王女。王室の人間たる者、政略結婚は免れないがフラーニャの相手は吟味してからだ、最低でも大陸を統一する様な奴でなければならないと言うウェイン摂政。つまり嫁には出さぬぞと。

ところがあまりに急いで駆けつけたのでウェイン摂政の体調は良くなかったみたいだ。ふらつくが、それでもロウェルミナ皇女からのお呼びがあると言う事で鐘楼へ。

今回の件、兄達に話し合いで皇帝を決めてほしかったのだろうとウェイン摂政はロウェルミナ皇女に言った。そう、ロウェルミナ皇女は僅かな期待をしていた。だが、ウェイン摂政の見方は臣民はもう三皇子は見限りだしていた。だから時間が経てばロウェルミナ皇女が支持を得られるだろう。なのにロウェルミナ皇女が焦っていたのはその間に不安定にさせられる臣民の事を思ってだった。

でもそんな弱気なロウェルミナ皇女に慰めとかそんな言葉は二人の間では期待されない。好きなようにやるぞ、こっちだってどうしても巻き込む、そんなやりとりで先へ進める。

ウェイン摂政がミールタースに来たと聞かされたマンフレッド皇子、あいつは優秀だからこれを機会に殺してしまおう、ディメトリオ皇子との会談の場でなら丁度よいと陰謀をめぐらした。

ウェイン摂政はディメトリオ皇子との会談へ。あれ?まだお疲れ?
フラーニャ王女は市民議会の方へ。冷やかしではなく、熱心に聞き入る姿に市民議会の面々もフラーニャ王女の本気度を認めていた。これはフラーニャ王女がミールタースの市民に支持される方向か。

さて、ディメトリオ皇子はどうやって切り出して来るか。だが、その話に入る前に事件は起きる。出された紅茶を見てウェイン摂政はどうして不思議に思ったのか、この茶を入れたのはお前かと侍女を呼び止める。あからさまに表情に出る侍女。ウェイン摂政は侍女に飲んでみろと迫る。オタオタ弁解する侍女にディメトリオ皇子の側近も何かおかしいと感じたかもしれない。なのにおマヌケなディメトリオ皇子は何を恐れているのかと、ウェイン摂政が止めるのも聞かずに飲んでしまった。
参考資料

ああ言う場面をみなが見ていたのでウェイン摂政が犯人とはあまり思われなかったかもしれないが、一方で当事者でもあったから5日間も勾留されて事情聴取されてしまったらしい。その間にディメトリオは一命をとりとめたものの、あまりの事に領地に逃げ帰る。残った二皇子は毒殺未遂事件はミールタースの策謀だとして手勢で町を包囲。

とんだことに巻き込まれたものだとウェイン摂政はナトラ王国に帰る事にした。ここに居たってろくなことは無い。とは言えどうやって脱出したものか。これ以上の面倒事が起きなければよいが、などとフラグを立てたら面倒事が起きた。

西からレベティア教の旗を掲げた軍団が迫って来たとの報告が入る。はぁーーー?

ミールタース、どうやら帝国の西端にあって西と東の交易路であったらしい。だから最近帝国に入ったとは言っても自治権は持っていた。そこにこの混乱に乗じてミールタースの住民を帝国の圧政から救うのだとカルドメリアが軍を送り込んだ。ウェイン摂政が喜んでくれると良いとか皮肉。

二皇子の軍に囲まれその上、西から軍がやって来てミールタースの住民は不安が増大。中で混乱が起きたらそれを口実に攻め込まれる。どうしたらと思案するウェイン摂政がとうとう倒れてしまった。全然休養出来てなかったんだな。勾留中も。

ミールタースの件を考えて倒れた兄の為に自分は何を出来るのか。フラーニャ王女はミールタースの市民議会へ向かった。議会は意見が分裂して紛糾。コジモ市長はこの有様を見てミールタースの市民議会は終わったのかと思っていた。

そこに駆け込んだフラーニャ王女。議事堂の中心に立ち決意して演説する。この都市はもう終わりなのか、いやこれからだ。結束して立ち上がる時だ。
参考資料

披露から回復したウェイン摂政はフラーニャ王女に頼む。ミールタースの市民の信用を得たフラーニャ王女が先導して市民を誘導して欲しい。どこへ?

城門が開かれてミールタースの全市民3万人の行進が始まった。あまりの事に手出し出来ない二皇子の帝国兵。向かう先はレベティア教の旗を掲げるカルドメリアの居るソルジェント王国国王グリューエル率いるソルジェント軍の所。

笑いながらグリューエル王はカルドメリアに言った。どーすんのよ。
3万人なんて受け入れる用意ないぞ。
参考資料

お困りでしたら私が相談に乗りましょう。そう言ってウェイン摂政出現。

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2・第9話 | Start | ハコヅメ~交番女子の逆襲~・第10話 »