天才王子の赤字国家再生術・第6話
カバリヌ王国の会議に正体されたウェイン王太子であったが、行きたくねー。どうせろくでもない事が待ってるに違いない。今回もお付きはいつもどおりにニニムだったが、西方諸国はフラム人差別が激しいので髪を黒に染めていた。そしてウェイン王太子に問う。白い髪と黒い髪どっちが良いかと。どっちに答えても後でネチネチ来るやつなので、ここはきっぱりと白が良いと言う。下着の色は。この辺、Twitterの実況では「からかい上手のニニムさん」って言われていた。
ところでカバリヌ王国と言うと、もうほとんど忘れていたがマーデン王国がナトラ王国に侵攻して金鉱山を逆に失い、その奪還の為に兵力をほとんど注ぎ込んだ時にこれ幸いとマーデン王国の首都に攻め込んで占領してしまったちゃっかりな王国。そりゃウェイン王太子も気が進まないだろう。
場面変わってフラーニャ王女のお勉強の場面。今回はこのお勉強を利用して西方のレベティア教について。ウェイン王太子が精霊祭に招かれたのでレベティア教の精霊祭について聞いてみた。嘗て悪魔を退治したレベティアを称える祭だそうだ。
下着の話が終わって今度はカバリヌ王国に到着してもカッとなって軽率な行動を取るなとニニムにウェイン王太子は釘を刺されていた。これ、この先にカッとなって何かする伏線だな。
こんな痴話話をしながらジラート金鉱山に到着。金鉱山のまとめ役のペリントを招いての夕食で金鉱山の状況を聞いた。ウェイン王太子がちゃんと金鉱山の採掘に予算を投じているので健全な運営が出来ていて、新たな鉱脈の探索まで進めていた。お金の希望が湧いたウェイン王太子。ただ、状況がよくなるとおかしな人物が入り込むかもしれないのでその辺は気をつけておけと。
ハガルが健在だったらそんな心配も無かろうと思ったウェイン王太子。もう寄る年波で引退したいと申し出たそうだ。これ、あとからの状況を見ると芝居?
ハガルが引退し、ウェイン王太子が精霊祭に呼ばれて王国を留守にした隙を狙って諸侯が反乱しそう。ナトラ王国って諸侯が反乱する程の大きさがあったのか。誰か(アイビス)に唆されているぞ、諸侯。
さらにカバリヌ王国へ進んだウェイン王太子一行は賊に襲われていた。と言っても兵を従えた一行を襲う普通の賊などいる筈もなく、賊に扮した正規兵だろう。可能性としてはカバリヌの手先か、或いはマーデン残党軍。そこでウェイン王太子は前者と踏んでマーデン残党軍の勢力へ突っ走る。案の定賊はマーデン残党軍を前にして撤退。
マーデン残党軍を前にしてウェイン王太子はマーデン残党軍の首領ヘルムート王子に会いたいと告げる。あれ?そんな王子いましたっけ?ともかくこれでウェイン王太子はマーデン残党軍のアジトに連れて行かれた。ただ、ヘルムート王子は病気なのでその名代のゼノと言うのが現れた。
カバリヌ王都で行われる精霊祭に行く途中だとウェイン王太子が告げると、マーデン解放軍の兵は全員剣に手をかける。マーデン王国はカバリヌ王国に国を奪われた。そんな相手の友好に行く人物はただではおかないと言う姿勢。
しかしウェイン王太子は動じず、ゼノを丸め込んだ。確かにウェイン王太子の胆力は凄い。以前の戦いの最中もそうだったが。ここで自分を殺して何になる。カバリヌ王国の兵力は2万以上、対してマーデン残党軍はせいぜいが2000程度。ナトラ王国とカバリヌ王国の同盟を阻止したと言って何の足しになるか。
一方で自分は先程襲撃された様に、この先味方が居た方が良い。そしてゼノが一緒に来てくれたらそれが良いし、ゼノにとってもカバリヌ王国の王都に入ってマーデン王国復興の味方になれそうな相手を探せるではないかと。ゼノはこの提案に乗った。
カバリヌ王国の王都に入ってウェイン王太子はカバリヌ王オルドラッセと会いに王宮へ。そこでスキンヘッドの将軍ぽい相手(ルベール)から田舎者扱いされた。それよりもその将軍の傍らの兵が先日ウェイン王太子を襲撃した兵と同じ場所に傷を負っていたのが収穫か。
オルドラッセ王に出迎えられたが、このオルドラッセ王、やけに気さくだ。場所を変えて話をしたい。紹介したい相手も居ると言って連れて行く。
その頃ゼノは町中で見かけたホロヌィエを今にも殺そうとしたが、ここでそれをやられては困る。ニニムが止めて話を聞いたが、激高したゼノがあいつは売国奴だ、あいつのせいでお父様が!と叫んで口をつぐんだ。あれ?確かにマーデン王国には難を逃れた王女が居た。でもあの王女ってもっと行動が慎重そうに見えたが。容姿はごまかしているとは言え、軽率な行動ではあるまいか。
オルドラッセ王によって紹介された面々は選聖侯。なんで西側の最有力者達と会わねばならぬのか。能登麻美子さん声の選聖侯もこれは一体なんですかと言うので、選聖侯達にも話が通っていないらしい。そんな場で、オルドラッセ王は突如としてウェイン王太子を選聖侯に推薦する。
選聖侯になるには開祖レベティアの血を継いでいなければならないが、ナトラ王家はうっかりその血を継いでいた(うっかり)。ただ、選聖侯の話は悪い話ではない。西側諸国のお歴々と顔つなぎが出来るから。
と言う事でまずは集まった選聖侯とお話してみましょう。
これはゼノが来た目的と合致した。
レベティア教は男尊女卑の思想が強い。しかも血筋も重視する。なのに能登麻美子さん声のカルドメリアは福音局の局長に迄上り詰めた。一番強い影響力のありそうなカルドメリアから会っておこう。
カルドメリア、リゼロでエルザをやっていた能登麻美子さんの雰囲気で会談に臨む。
カルドメリアはウェイン王太子の考えを聞いて選聖侯に相応しいと思ったので認めましょう、但し条件がありますと言い出した。
オルドラッセ王の推薦理由ではウェイン王太子はマーデン王国の圧政から民を救う為の戦いだったと聞いている。だとしたらその救済を完遂しろ。つまりマーデン残党軍を掃討しろと言う。後ろにそのマーデン残党軍のゼノが居るのに。
ウェイン王太子は何と答えたのだろう。ともかく一度引き上げた。
それを見下ろすカルドメリア、後ろに居たオウルに少しは仕返しが出来たのかと言う。オウルを操っていたのがカルドメリアなのか。
ニニムはウェイン王太子の命でルベール将軍の身辺を探っていた。そこに現れたホロヌィエ。この二人がつながっていた。そして口の動きからどうもウェイン王太子を襲撃する計画があるらしい。
同じ頃、ジラート金鉱山には反乱軍が侵攻していた。
カルドメリアさん、一体どこからどこまで、何を目指して手を伸ばしているのか。ナトラ王国の諸侯を焚き付けたアイビスも手の内?