スローループ・第7話
恋が海凪家に夏休みの宿題をやりに来た。二葉もその話を聞いて一緒に夏休みの宿題したいなと来た。かわいー。
じゃあまず何からやる?と聞く恋に、ひよりと小春が文系と理系で対立。何かと聞かれて文理で答えるだろうか。普通は教科名で言うのでは?英語とか数学とか。
難しい方を先にやりたいと言う二人。そう、二人の得意科目は文理反対だったのだ。ひよりは文系苦手みたいで、小春は理系が苦手みたい。お互いで教えあえばいいじゃないと言う恋様の素晴らしい提案。じゃあ英会話習っていた私に何でも聞きなさいと威張る小春なのだが、確かフィッシングのカタカナ用語には弱かったのでは?
英単語が苦手みたいなのだが、英会話って単語力無いと難しいものではないのか。私は文法しか頭に入らなくて(しかもそれは高校の後半でドイツ語とロシア語をやったから「ああ、欧州の言語はそう言う基本原則があるんだ」と分かったから英語の文法にも納得した)、単語力が皆無みたいな奴で、だから英会話は分からない単語が来た瞬間に止まってしまう。
馬鹿にされたと怒った小春が恋に決闘を申し込んで英会話決闘となったものの、小春が一方的に喋るばかりで恋はちょっと返事するだけ。でもそれって喋ってる内容が分かってこそだから良いのかも。因みに麦茶は私も当然分からなかった。麦って「オート」だったっけ?だからと言ってオートティーで良いのだろうか。と言う事でGoogle翻訳してみたら「barley tea」と出て来た。barleyが大麦なんだ。oatmealから想像したoatは燕麦だった。
小春の「ムギティー」がツボにはまったひより。
ひととおりやってこの間の船釣りは面白かったねーと言う小春。一方つり福の娘の二葉は逆にフライフィッシングをやった事が無いからやってみたいと言う。そこで恋様がうちの倉庫で眠っているロッドをあげましょう。初めは4番が良いんじゃないかな。軽めで。と言う、そう言う大きさの違いがあるらしい。
釣りの話で盛り上がるが、二葉から相談がある。友達の二宮藍子釣りが好きなのを言いたいけどどうだろうかと。小春はあっさり言っちゃえと言うが、ひよりは慎重で言わなくても良い事は言わないままでいいんじゃないかなと。そこで恋様の洞察力。好きな友達に好きな事を否定されるのが怖いんでしょうと。でもここで相談するって事は本当は話したいんでしょう。
そして恋様の提案です。釣り堀のある遊園地に行って一緒に遊ぶ。遊びの途中でさり気なく釣りが入る。その時の反応を見て、話すか話さないかを決めたらどうだろうか。
と言う事でやって来ました八景島シーパラダイス。この屋根の様なの「先輩がうざい後輩の話」の風間と桜井がデートで来た所だと分かった。一花が二葉と藍子を引率して到着。
この面子を見て、藍子は高校生と遊ぶなんて二葉ちゃん大人ねーとちょっと憧れの眼差し。掴みは良かったかな。
色々遊んでお昼の時間。ここって釣った魚が食べられるんでしょと乗り気の藍子。フィッシング詐欺しなくてもいいみたい。
小春が快調に釣れて藍子にはかからない。そのままだと悪い流れになりそうだったけど、二葉が底の方に居るみたいだから底の方に糸を垂らしてみたらとアドバイス。すると見事に釣れた。うんうん、レジャーランドの釣り堀だからちゃんとやったら釣れるかな。
でもやはり魚は怖い。分かる。こっちに来ないでと慌てる藍子。
これはどうなんだ。ヤバい反応なのか。でも二葉が針を外してくれるのは嬉しいみたい。さて、これらの反応でどうなのだろう。
お昼はアジバーガー。さっきまで生きていたのよねって、あれをもうハンバーガーにしてくれるの?藍子が美味しいと喜ぶのを見て、新鮮なリアクションだと言ってる小春がもっと激しいリアクション。
真珠貝から真珠を取り出し体験して、それを指輪かネックレスにしてくれるコーナーもある。1貝1,000円。意外と安い。
次の水族館の巨大水槽で手を繋いで愈々二葉が告白。私ね、好きなんだ。釣りが。
ちょっとドキっとした藍子。でも答えの方は意外で、そんなの知ってた。だって二葉は外で遊ぶのが好きなんだから。もしかして無理に私に合わせていた?好きなものは自分で選ばなくちゃダメ。
二葉の告白成功。でも藍子が言ってたんじゃなかったか。男子が外で遊ぶを見ておこちゃまねと言ってたの。
八景島シーパラダイス、面白かったけど釣り的には物足りない。だったら渓流釣りに行こう。お盆におばあちゃんの家に行ったら近くに渓流釣りが出来る場所があるからそこでと。
渓流釣り場、EDの協力を見てみたら「リヴァスポット早戸」と書いてあって、検索してみたら丹沢だそうだ。もうちょっと具体的な場所はと見ると、宮ヶ瀬湖の上流の早戸川らしい。
山中の川を石で区切って釣り堀にしている管理釣り場。
管理釣り場だけあって係員が魚の放流をしていた。放流したての魚は未だ警戒心が無いから釣りやすい。よーし釣ってやるぞと思った小春だが、渓流釣りは初めてだからフライが流れるのが想定外。まあ川なんだから流れはあるんだけど。ここで恋様の釣り講座。フライラインの方が流れの影響を受けやすいのでフライよりも先に流れる。すると魚から見て怪しげな疑似餌になってしまって寄り付かない。そこでフライが着水したらフライラインを持ち上げるとフライの方が流れて行くと言う寸法よ。
日が高くなって来たので休憩。ふと見ると一花がペンダントをしている。あの二葉が作ってくれた奴だ。藍子は指輪を作って母にプレゼントしたとの事。指輪かー。そう言えば海凪家の両親は指輪をしていない。気を使わせてるのかな。それを聞いて一花が結婚おめでとうって言ったかと。なぁなぁで同居したので何もしていなかった。食事会でよろしくとは言ったけど。
言葉にしないと。形にしないと。結婚式してない。結婚式と言えば豪華なフルコースの料理。そこで小春が閃いた。今夜結婚式やろう。
ひより「はい?」
釣った魚で結婚式に出て来る様な料理を出して、そしておめでとうって言おう。でも今日はひよりは二葉と一花の指導してるから、四人分の魚、小春が頑張って。そう言われて頑張る小春。
その日の夜、小春は両親に白い外出着を来て待っててと言う。何事か分からない(そりゃ分かるまい、いきなり結婚式のディナーとか)両親だったが、準備が出来たよと小春に案内されると豪華ディナーのテーブルが用意されていて、二人から花束贈呈。
ひよりがウエイトレスとなり、前菜のカプレーゼ(って何?検索...トマトとモッツァレラチーズか)を出す。釣って来たのはニジマスとの事。これを小春が料理してニジマスのムニエル完成。
ウェディングケーキも焼いたんだよ。
小春の料理上手は異常。
こうして海凪父母の最高の結婚式が出来た。