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ハコヅメ~交番女子の逆襲~・第1話

令和の逮捕しちゃうぞかなと思ったが、もっとリアルな生活感のある内容だった。

川合麻依は特に何かになりたい訳ではなく、親から安定した収入のある公務員になれと言われて片っ端から公務員試験を受けたら警察官の試験にだけ受かったから警察官になったと言う子。
参考資料

ところがなってみたら市民からボロクソに言われるし激務だし、もうやめてしまいたいと思っていた。そんな時にハコ長(交番の長)の伊賀崎秀一警部補から、今度藤聖子巡査部長が着任するので新人教育はそちらに任せるからと言われた。但し部下へのパワハラで交番勤務に飛ばされた人だと添えられて。どんな人だと思っていたら美人の藤巡査部長が早速着任。辞表を出しそこねて一緒に巡回に出る。

部下へのパワハラで異動になったと聞いたのでビクビクしながら巡回した川合巡査だったが、自転車にぶつけられて転倒した男の足を挫いてないか見て、そして何かリュックを触ってるなと思ったら空き巣で手配の出てる男と靴底から見抜いて交番に職質に連れて行くと言う、超優秀警察官だった。

容疑者に刑事じゃなくてこんな交番勤務の女性警察官に取り調べを受けてどんな気持ちとか、ちょっとブラックな顔を見せて、でも容疑者をおだてあげて川合巡査に調書の取り方を勉強させるとか、やはり優秀。
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呼ばれてやって来た刑事がみたのはすっかり川合巡査が容疑者に感謝してる場面。しかもこれが単なるギャグじゃなくて、このあとのエピソードに絡むとは。

小学校での安全指導の時にどうしてルールを守らなくてはならないのですかと言う質問を受けた川合巡査が空き巣から聞いた話でルールを守らない町だと空き巣に入りやすい、ルールを守っている町では入らないと言うエピソードを言って子供達を納得させる。これは良い話だった。あの質問を聞いた瞬間、川合巡査はブタバコにぶち込まれない様にと先ずは思うのだが、私は社会構造上人間はルールを作成してそれに従う事によって社会の安定を守るとか思っちゃって、そんなの小学生に言えないよね。

絵が濃いめだったのでどうなるのかと思ったが、内容は面白かった。
ところで警察の階級については「警察の階級」と言う本があって、これが凄く参考になった。オススメ。

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