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天才王子の赤字国家再生術・第1話

大きな流れは「現実主義勇者の王国再建記」と同じかなと思って見始めた。

現国の方は現世の人間が召喚されて現代社会の知識を使って王国再建をするのだが、こちらは最初から異世界の王国の王太子が父王が倒れた事で俄に摂政となって国家の運営を行う事になったと言うもの。

最初に見えている王太子が天才なのかなと思ったが、確かに群臣は王太子を頼りにしていた。だが王太子にはあまりその自覚が無いみたいだ。地勢的に大陸でも最も貧しい国土のナトラ王国は富国をしようにも資金も資源も無くてどうしようもない。こんな国嫌だとウェイン王太子はある程度国家価値を上げた後は国を売り渡して悠々自適の生活に入りたいと思っていた。
参考資料

そんな折、隣国のやはり国土が貧しいマーデン王国が、唯一金鉱を掘り当てて資金は財政は好転したものの、国王がこれをうまく使えず国民が疲弊してしまったので、失政は隣国ナトラへの侵攻で誤魔化そうとばかりに攻め込んで来る。

戦争をすると金がまた出て行くと嘆くウェイン王太子だが、迎え撃たねばならない。と言う事で国境で交戦状態に突入する事になるが、本来的にはナトラの方が弱兵だった。それをウェインはうまく帝国と話をつけて帝国による教練をしてあった。兵は未だ戦闘を知らず、開戦前はビクビクものだったが、ウェイン王太子の訓示で奮い立つ。

戦闘が始まると、ウェイン王太子も敵将も予想をしていない形でナトラ軍がマーデン軍を追い詰めて行く。驚いた敵将だが、そのうちにナトラ軍に疲れが見え始め、そこを突いて敵将は先頭に立って突撃。ウェイン王太子の首をとらんとばかりに深追いして、伏兵に遭って逆に首をとられてしまった。

ウェイン王太子の期待していなかったナトラ軍の大勝利。

大勝利してしまったのでナトラ軍の諸将がここで収まらない。逆侵攻してマーデン王国の領土をもぎ取りましょうと言って来る。無碍に却下出来ないので(でも普墺戦争の時にモルトケはそれを抑えたよね)ウェイン王太子は敵領土の中で唯一占領価値のある金鉱を攻めようと提案する。だがあそこは敵国の重要な場所。守りも硬い筈。これを聞いて諸将はそれなら無理なのでここで引くと言うのを飲むと思ったのに、金鉱攻撃を飲んでしまった。

やってみたらあっさり占領。
参考資料
頭は働くのだが、それが全部裏目に出て、でもその裏目が全部良い方向になるウェイン王太子であった。

これはなかなか面白そう。

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