スローループ・第4話
ひよりが父を亡くしたのは小学校の頃(3年前とあるので小学校6年生か)だが、小春が母と弟を亡くしたのはいつだろう。父と二人になってしまった小春は父の帰りが遅いと家で一人だけで夕食を食べる事になる。サザエさんの時代と違って夕方に父親が必ず帰るなんてのはほとんどなくなったからなあ。
場面は恋のお店で小春が泣いている。暫く泣いていたみたいで小春が話しはじめて恋はやっと話しだしたと言っていた。そんなに泣いていたんだ。
泣いていた理由は、ひよりと一緒に今日も釣りに出かけたものの、例によってひよりは釣れるけど小春は釣れない。ひよりの見立てでは地合いが来てるとの事。今がチャンスだ。とばかりにひよりは小春に釣らせようとして何度も何度も投げては小春にその後を任せた。でも小春から見たらそれはひよりが何も出来ない事を意味していて、自分でやるからいいとひよりを海に放置して逃げて来た。
痴話喧嘩みたいなのを言われた恋は先日の釣りキャンの写真を見せて小春が楽しそうに釣りをしてる様子を写真で出してあげる。釣りする女子が少なくて、ひよりは父を亡くしてからずっと一人釣りだった。だから一緒に釣りしてくれる女子が出来て、それでもう楽しいんだよ。
恋にはひよりから小春が逃げちゃったと言う連絡が入る。ひよりの困惑が...
いつもと同じ格好で行くのはどうかと言われて小春が店の中を物色していたら可愛いブーツ発見。そこで商売上手な恋さん、それの黄色買ったよと教えてやる。脈のある小春だからだったら自分もお揃いのと思ったけど13,000円。お年玉でどうにかと悩む小春にトドメは「私はそのブーツの黒持ってる」で、これでもうひよりはお金をおろしにコンビニに走る。こんな様子だから恋はひよりに大丈夫だよとすぐに戻るから待っててあげてと返信してあげるのだ。
堤防に戻った小春。ひよりが待っていてくれて、アジが釣れたと言うので小春クッキング開始。
アジフライの料理方法だけど、途中で腹と背の作画がおかしい場面あったよね。ひよりは言われたとおりにタルタルソースを作るが、あんな簡単に言われただけで作れるのだから調理の素養はあるのだろう。
フライで釣ったアジでアジフライ、どやー!
両親の再婚で生活が変わった二人。
良い姉妹になれて良かったね。もう一人での食事じゃないよ。
今日は恋ちゃんの誕生日です。ひよりはグレープ味の飴を集めてプレゼントしたが、小春は知らなかったので慌ててポケットの中を探してボロボロになったクーポン券。気を使わなくていいよと言った恋ではあったが、これは流石に。
このタイミングで恋の母が海外出張から帰って来る。だから恋は母と会う方を優先。横須賀中央駅で待ち合わせ。一方父の方は沖縄に釣りに行っている。四歳の時の思い出は恋にはびっくりだったかもしれないが、あれは仕方ないんじゃ。
でも恋から見たら酷い話で、でもそんな父は実は母が両親から結婚後はもう仕事するな家に居ろと言われたのを、仕事が続けられる様に説得してくれた良き夫なのだと言う。ちょっと感心する恋だけど、確か恋の母玲子は大企業勤務だと言うので、見方を変えたら玲子がたんまり稼いでくれたら自分は紐とは言わずとも好き勝手出来ると言う算段だった、とも言えるのでは。
さて、そんな感じで甘えている様子をひよりと小春に見られてしまいました。
そこに父から連絡。巨大な魚を釣って帰って来たのだ。家に帰ってみればクーラーボックスにマグロ(キハダ)とカツオ。って、そんなデカい物を個人で釣れるの?マグロとか漁業者しか釣れない物だと思っていた。
とは言え、こんなに質量のある物を一家で食べきれるか。その辺は大丈夫。今日は恋の誕生祭だからご近所の皆さんプレゼント持参で来てねとアナウンスしてる。それに呼ばれて来るわ来るわ、これは吉永良太さんの人徳ですか。これだけ人が集まるのは只者じゃない。そしてひよりと小春も来た。
大勢の来客の中に新キャラ登場。釣り船屋の福元一花(23歳)と妹の二葉(11歳)。歳、離れてるな。最初見た瞬間は母と娘かと思った。
恋の父良太がフライフィッシングでマグロを釣ったすげーぞと言うのを知った小春は自分もマグロを釣りたいとひよりに駄々をこねる。仕方ない、分からせてやるかと恋は虹と虎に紐を付けてこの二人を引っ張れるかと言うのだ。マグロの体重は20kgでこれ位。でも水の中を凄い勢いで泳ぐからこの比じゃないと思うけど小春とひよりにはこの二人を引っ張るのは無理だった。しかもマグロ釣りの乗船料金はそれだけで12,000円はかかっているだろう。一花の所の船でアジ釣りなら6,000円で行ける。
そんな大金学生には出せないよーと言う小春にレストラン本舗(横須賀海軍カレー本舗)のバイトを紹介した。小春は可愛い制服だと言うけど、小春は料理だからキッチン、ひよりがあの可愛い制服でホール。目論見が外れました。おたがい。
ちょっとホールに慣れたかなと思ったひよりに今度はチラシ配りの役が来る。なかなかこの性格の子には試練ばかりだな。
それをあの二葉が通りがかった見かけた。友達の藍子と一緒に。
藍子、この制服かわいいなあと言うのに、二葉がいきなり言う。
「恥ずかしくないんですか」
なんだその一撃は、と思ったが、違うのだ。
「女の子が釣りやるのって恥ずかしくないんですか」なのだ。
そう言えば一花がある時から二葉が釣りしなくなったと言っていた。何かあるな。