失格紋の最強賢者・第1話
魔族を倒す為に戦闘力を極めようとしたものの、自分が持って生まれた紋章ではこれ以上の成長が見込めないと言うのを理解したガイアス。紋章は生得的なもので、だったら生まれ変わったらもっと優れた紋章が手に入るじゃないと転生魔法を発動。
その結果、数千年後にヒルデスハイマー準男爵の三男マティアスとして生まれ変わり首尾よく第四紋を手に入れたものの、世間は驚くべき事態になっていた。
優れた第四紋の筈なのに、世間では失格紋とされて見下されていた。そしてさらには無詠唱魔法が廃れていてみんな詠唱してから魔法を発動させていた。
いやあ、びっくりですね。
数千年経ってるのに文化レベルがほとんど変わった様に見えませんよ。
だって数千年です、数千年。かりに4000年だとして、今から4000年前は古代エジプト中王国とか、バビロン第1王朝のハンムラビ法典とか、中国は夏王朝とかなので、じゃあ逆に今から4000年後はそれだけの落差がある筈なのでは。100年なら未だ分からないでもないのだが。
ともかく、ガイアスだったマティアスが王立第二学園の入試に挑む。そこで「またオレ何かやっちゃいました?」なチートぶりをご披露。その上、事前に剣に魔法を付与する時に知り合ったルリイ=アーベントロートを見て「か、かわいい!」って顔を赤くしていて、お前は前世の記憶を持ってるおっさんじゃないのかと思わず突っ込んでしまった。
第二学園の学園長は無詠唱魔法の普及を目指していたが、それを阻んでいたのが第一学園。しかし学園対抗戦で第一学園のリーダーに化けていた魔族の化けの皮をマティアスが剥いでこれを倒した。
何だか色々な部分の設定が甘々な気がする。