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その着せ替え人形は恋をする・第4話

次のイベントは二週間後だから。そう言い残して喜多川は帰った。一人になった五条。二週間?二週間で人間が着る服なんて作れるのか?でもあの期待に溢れた喜多川を失望させたくない。家に帰ったらすぐに型紙作りから始めなくちゃ。

そう思って家に帰った新菜。だが新菜を迎えた祖父薫が大変な事になる。新菜が友達と一緒だったと聞いて、あんなゲームに現を抜かしていたと思ったが友達がちゃんと居るなら安心と思った薫の目の前で、紙袋が倒れて中から美脚ストッキングが飛び出す。驚いた薫が転んで救急車を呼ぶまでに。

病院で治療を待っている新菜。そこに急を聞きつけてやって来たのは従姉の五条美織。医師からは大した事ないと言われたが、その日から暫くは薫は美織の父、即ち新菜の叔父の家に滞在する事になる。その時に薫は新菜に言う。筆を持って来いと。
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翌日は学校を休んだ五条。五条の祖父の事情を聞いてそう言う事があったんだと驚く喜多川。そして二人共気がつく。来週は中間テストじゃないかと。ただでさえ二週間で雫たんの服が作れるかと思った五条だったのに、祖父は転ぶわ、中間テストはあるわ、そしておまけに工房見学までうけおってしまった。もうメチャクチャ。

この状況を喜多川が知って五条を止める展開になるのかと思ったが、喜多川は差し入れを持って夜に五条の所に来ても真っ暗だったので祖父の居る叔父さんの家に行ってるのかなと帰ってしまった。状況を知らないまま。

だが家の中で五条は疲弊していた。全然進まない。自分は何物も出来ないやつなのか。人形の顔師になんてなれないのか。頑張ればなれるなんて思っていたのは間違いだったのか。

しかしそこで祖父の事を思い出す。毎日筆を使っているのは一日でも怠ると手がなまるからだと言ったあの日。今回も筆を持って来いと言っていた。

そしてアルバムを見せてくれた日。自分の作った人形でこんなに笑顔になってくれる人達が居る。それを考えたら作り続けられる。確かにみんな良い笑顔だね。
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五条は思った。喜多川の喜ぶ顔を。そうだ、自分も喜多川を喜ばせたい。
自分で立ち直ったか。

喜多川にLINEが送られる。完成しました。寝ます。

イベントの前日に完成した雫たんの衣装。それを見て喜多川は目をみはる。一方で五条のやつれ具合。実は喜多川がイベントがあると言ったのは、あると言う意味だけで、自分が出ると言う意味ではなかったのだ。喜多川は五条がゆっくり作ってくれて、完成を待てば良いと思っていた。

ああ、だから五条の祖父が倒れたと聞いても衣装は急がなくて良いからねとか言わなかったのか。五条は五条で、なんだがっかりだみたいな反応じゃなくて、良かったーと言う反応。感激の喜多川は早速着てみる事にした。

コスって服も大変だけど、メイクも大変なんだな。眉毛なんてどうせまたすぐ生えるって剃っちゃうし。

メイクをして衣装を着て、完成した喜多川は五条を部屋に呼び入れる。
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「あたしちゃんと...性奴隷(雫たん)になれてる?」(漫画ではそう書かれている)
なってるなってる。完璧な性奴隷(雫たん)だよ。

普通のアニメのコスの場面は、元キャラがコス衣装を着る程度だけど、これはもう元の喜多川が分からない程。

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