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スローループ・第2話

ひよりと小春は今日から高校一年生。親の再婚は丁度そのタイミングだったんだな。そう言えば前回小春は3月なのに海に飛び込もうとしていた。月が変わって4月に。

クラス分けを見たらひよりが1-1、小春が1-2。離れ離れになっちゃうと言う小春は面倒臭い子だとひよりに言われてしまう。1-1にはひよりの幼馴染の吉永恋が居た。

授業が終わっての帰り道、ひよりは行きたい所があるからと小春を釣具店へ連れて行く。そこは恋の父がやっているお店。「こいちゃんだよ」とひよりに紹介された小春は、「こい」って釣具店の子ならやはり「鯉」の「こい」なの?と聞く。この質問はいたって普通そうなのに、ひよりはまずい事を聞くと言う顔をするし、恋は怒った様な顔をする。次に小春がお父さんも釣りが好きなの?と聞くと、これまた恋が怖い顔をする。釣りが好きなんてものじゃない。あれは釣りキチ。釣りの事しか考えていない。今日も見せを娘に任せて釣りに行ってるし、恋が生まれる時も釣りに夢中で生まれてから5時間後に病院に行った。てっきり30分程度の遅れかと思ったのに。それにしてもこの子達が生まれる時代にはもう携帯があるんだ。iPhoneの初代がアメリカでのみ発売された年かな。さらにはまさに小春が言った様に娘に「鯉」と名前を付けようとして、流石に母が漢字は「恋」にさせたのだ。ああ、そりゃ「鯉なの?」って言われたらあんな顔する。
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今回の釣り道具講座はフライ(フライなんて言うから素人にすぐ分からない。毛鉤って言えば良いのに)。フライには大きく分けて4種類あるのだそうだ。ドライとウェットとニンフとストリーマー。私も小春並みに何も知らなかった。水面に浮かせるってのもあるんだね。

それらをセットにした恋ちゃんの欲張りフライセットをひよりがお求め。今更それをひよりが買うの?とか、この時にやけにひよりが慌てたなと思ったら、この後にサプライズがあったのだ。
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釣具店を後にして、次にもう一箇所行きたい所があると言うひより。歩いて行ける距離に灯台がある。これ、観音崎灯台か。今まさに「愛しの灯台100」と言う本を読んでいて、そして丁度関東の章を見たばかりで、非常にタイミングが良い。
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観音崎灯台はひよりが幼い頃に父と登った灯台。最初は怖かったけど、父が優しく手を差し出してくれて出られた場所。今回はひよりが小春に手を差し出す番だった。そしてひよりは小春にさっきの恋ちゃんの欲張りフライセットをプレゼントする。なるほどね、今更とか、慌ててるとかは小春にプレゼントする為だったからなんだ。ロッドはひよりの父が使っていたのを使えばよい。一緒に釣りしようよと。

小春も喜び、早速管釣り、管理釣り場へ行く事になった。

釣り人の朝は早い。4月であれだけ暗いから結構早そう。恋の父の車で行く管理釣り場。小春が大きいと言っていたが、確かにアニメ御用達の市ヶ谷の釣り堀とは違うね。小春はもうロッドやフライラインのセットが出来る様になっていた。

フライの付け方はここで初めてひよりに習う。割合普通に出来そう。ひよりから分かった?と聞かれて小春は「ひよりちゃんて器用そう」と感想を答えてしまう。次はそれを遠くに飛ばす。あのフェイント投法か。折角うまく飛ばせたのにひよりは見てなかった。

あたりがあったらすぐに魚を引っ掛けないとならない。そうなんだ、フライって。ひよりがそうは簡単には行かないと言ってくれたものの、管理釣り場だけあってひよりは順調に釣れている。

ひよりが恋の父の方に行ってしまったので、必然的に小春と恋と二人きりになるが、最初の気配は、恋が小春に対してこいつめ私の幼馴染のやまひを取りやがってとか、小春は小春でひよりと恋が幼馴染オーラを出してるのに不満そうで、どうなっちゃうかと思ったけど、恋が昔の話をしてひよりの父が亡くなった時に何もしてあげられなかった、友達の資格ないと言ったのに、小春が資格なんて要らないでしょうと言ってくれる。

結局今回の小春の釣果はゼロ。
でもひよりと一緒に心地よい疲れで帰りの車の中では眠ってしまった。
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