白い砂のアクアトープ・第23話
風花が朝食を作ってくれて一緒に食べてるとか、これはもう完全にお嫁さんの位置ではないかと思ったけど、今回の内容では一応お姉ちゃんの位置。今日シフト同じだから夜も一緒に食べようと言う日常。そしてバンちゃんは相変わらずあの湾の中に。これはバンちゃんどうしても後で絡む流れ。
館長からの臨時朝礼。先日新しいエリアを作ったばかりだが、今度は新しい施設を作るのだそうだ。イケイケだな。その名もUSTDアクアトーププロジェクト。
USTDって何だ。比嘉が想像したの半分合ってたけど。それにしてもやけに範囲が広い。そしてこれは前回俄に環境づいた風花に訴える内容だった。このプロジェクトの為にクルーを2名大募集。そこで風花が反応した。でもそのクルーはOPENまでの2年間ハワイで研修して来て貰うと言うのだ。それじゃくくると2年間離れちゃう。迷いの生じる風花。
夕食の時にこのアクアトープの話題となり、くくるが軽い気持ちで一緒に行こうかと言うと、風花が飛びつくが、でも考えてみたらくくるは無断欠勤したしなあと。それを聞いて期待がしぼむ風花。くくるには明日飼育部への異動について館長と面接があるんでしょうと風花が聞くと、今度はくくるが話を逸してしまった。
くくる、館長との面接で異動しますか?と聞かれたが「はい!」と食いつかない。以前なら即答だったよね。逆に諏訪から追い出されるみたいだと言う方向で話す。
館長から諏訪の話を聞かされた。諏訪が以前銀行員だったが、実は経営破綻した水族館を担当していた。そして閉館後の生物の末路を知って激しく自責の念を抱いたと。諏訪はその時に思ったのだ、もうあんな事をさせない、だから水族館の経営を安定させて生物を守るのだと。諏訪の経営を至上命題にする姿勢の根拠はそこだった。
あー、でもだったらこの館長のイケイケドンドンな経営姿勢に何か言わないの?それとも方針は館長に任せて自分はそれを死守すると言う気持ちなのか。いづれにしても水族館を守りたいと言う諏訪の気持ちは分かって、シリーズでの立場はちょっとは評価されるかもしれないが、部下へのパワハラ問題は全く評価されないで終わるね。
営業部に戻ったら諏訪からくくるが提案した新エリアに地元の子供達を招待すると言う企画が通ったぞと言われる。だから各部署に連絡を入れろと。企画が通ってやる気を出すくくる。大分姿勢が変わってる。
海外研修の話、薫が非常に前向き。そして前回風花に環境問題を問われた事もあって、風花はどうするのかと聞いてみた。それを影から聞いてる人物が居て、そこに話をふった時に聞いちゃうならくくるだなと思ったらくくるだった。そしてくくるが聞いてるとは知らずに風花は興味はあるけどくくると離れたくないと言う。
これを聞いたくくるの方でも迷いが大きくなる。営業部から飼育部への異動の件、そして自分が風花をしばりつけている件。だから一緒にごはんとか言っていたのが、この頃から仕事がと言って帰りや食事を別々にする様になった。
研修クルーの募集で一次審査のレポートを通過したのは5人。薫と比嘉、そして風花。あとはモブの2人。二次審査は事前に伝えた「あなたが紹介した生き物」そしてそれを通してプロジェクトで研究したい事をどんな方法をとっても良いので発表しろとの事。審査員は館長と飼育部長と、あと三名のキャストから見たら役員。副館長は役員として参加しないの?やはり経営基盤の方しか見てないのかな。
最初は比嘉。いきなり料理を出す。白身魚なのにコクが有ると言った魚はゴンズイ。みんなびっくりするけど、ゴンズイを知らないと何に驚いているのか分からない。どうも毒がある魚だそうだ。ゴンズイを筆頭に毒を持つ魚の話。フグは知ってるけど、そもそもオニオコゼとアカエイが毒を持っていて食べるとか全く知らない。比嘉はここから人間が海の魚をどんどん食べる件に関してのアピールだった。
続いてモブさん達のサンゴ礁とか、クラゲとか、そして薫のヤシガニとか、それらのプレゼンがある。それを聞いて風花が全部熱心にメモを取っている。役員の一人がそれに気がついた。
風花の番になってプレゼンはあのバンちゃんの湾へ。何をするのかと思ったらいきなり着ぐるみで登場した。
チラと放置されているのを見ていたけどここで使うのか。この海岸に来ていた子供達にバンちゃんに関して色々お話をする。質問形式で子供達に考えさせて。役員のひとりはこれに何の意味があるんだとムスっとしていたけど。もっと風花の可愛さを堪能しろよ。熱演してるから次第に汗をどんどんかいていく。
役員審査の結果、一人目は薫で決定。二人目は比嘉かと言う意見に、風花もユニークだったと言う意見。否定的な感想もあるが、風花のプレゼンは紹介したい相手を明確にしていた。未来を担う子供達に問いかけていた。そこが館長の気持ちに合っていた。館長の気持ちを聞いて他の役員も納得。
と言う事で二人目は風花になったけど、風花はあの海岸で膝を抱えていた。くくるがおめでとうと言って来るが、風花は行けないと言う。くくるはもう風花の迷いを知ってる。自分は営業部に未だ居る事にしたのを明かした。シリーズが始まって二人が支え合う様になって、そして最終回ではお互いの歩む道に進む。今度は自分がお姉ちゃんになる、待ってるから向こうで勉強して来なさいとくくるは言う。
ここでバンちゃん登場。第2クールから出現していなかったキジムナーな幻想に二人をいざなった。
最終回、どうするのかな。お別れシーンで終わるのだろうか。