プラチナエンド・第12話
底谷一が花籠咲に赤の矢を撃たれ、架橋明日と六階堂七斗が解放されて一気に生流奏との力関係が逆転したと思ったら、奏はちゃんと赤の矢でイカれた手下を用意していた。元自衛隊のヤツは単純だったから簡単だったが、小日向冬子は面倒な仕組みを用意していたので明日は葛藤せざるを得なくなる。自分達が生き残るのか人類が生き残るのか。
うん、でもあの後のウイルスの発動具合を見たら全然大丈夫だったと思うよ。だって潜伏期間無しで直ちに身体が融けて感染者が他の人間に感染させる間が全く無かったから。その証拠にあの後誰も感染しなかったでしょ。
と言う事でウイルスの実際の脅威は大した事なかったけど、それが分かるのは戦闘した後の話で、明日は言われたとおりに小日向の方へ近寄る。誰もを助けるにはどうするのか、後背に居た咲も六階堂も全く解決策が思いつかないのに、明日は考えに考えた末、小日向の片腕を掴み、もう片方にあったウイルスの容器に白の矢を射してウイルスを殺した。
「人間の細胞から作ったから当然ウイルスにも白い矢が効く」
いやいや、それどんな仕組みだ。生物学的にはそんな理屈通らないけど、いかんせん神様の定義なので科学的な仕組みはほっぽらかしてそう言う事にしておこうか。
ところがここまでも一応奏の計算の中にあった。容器のウイルスは白の矢にやられたが、小日向の容器を持っていた手は自由なのだ。そこに仕込んであったウイルス注射器が奏の放った白の矢と同時に明日を襲う。明日は白の矢を防戦するので精一杯。そこに一が突入した。刀で注射器を斬ったものの、一本残った注射器が防ぎきれない。一は自分を犠牲にしてそれを防いだ。
例によって身体に入った瞬間からその身体に変化が起きるウイルス。アニメのウイルスってみんなこうだよね。やったと喜ぶ小日向だったが、その小日向にも一の刀が貫いていて二人死亡。一の方は天使バルタが回収に来て一の望んだ死を迎えたなと抱きかかえる。
一方の奏の方は残された子供の手下が赤の矢がささっている筈なのに奏を裏切って逃走。悔し紛れの奏は、こうなったのは全部お前明日がやった事だと精神攻撃を仕掛けようとしたものの、今や奏は明日から可愛そうな者を見る様な目で見られていた。
それにたとえこのまま奏が一人生き残ったとしても、こんなやり方じゃ最後に神様が「あ、やっぱりおまえじゃ駄目」とか言われるんじゃないか。
プラチナエンド、正直なところ中盤であまりにムナクソ展開だったから切ろうかとも思ったが、何とか明日と咲の側が盛り返した事で見続けていた。次回の展開が気になる。