真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました・第13話・最終回
最終回前の前回はあっちこっちで戦いがあって、一体誰が誰と戦っているんです?みたいな状態だったけど、結局の所加護に追い詰められたアレスが死んで、ルーティが触れてはならぬ剣を触れてしまってこちらも加護に取り込まれる。その結果が勇者の行手に邪魔になるレッドを斬ろうとしたのが、ティセが斬られてしまうと言う展開。
その時点ではルーティはまだ自分を取り戻しておらず、レッドと戦って、レッドがルーティの手からその剣を振り落とした事でやっと正気に戻った。戻ってみれば自分が斬ったティセが瀕死の状態。勇者の加護で治癒しようとしたのに、今まで散々自分に使命を強いた加護が発動しない。せっかく出来た友達なのにどうして!
テオドラが代わってティセはなんとか助かる。
結局お騒がせ勇者パーティーはレッド=ギデオンが「真の仲間じゃないと...」したせいでバラバラに。バラバラにはなったものの、アレス以外は各々救われた結果となる。
でもレッドの店はアレスによってすっかり荒らされて、それは何とか修復して貰った様だ。この時に他の場所を差し置いてベッドがきれいになってるのを見て、おや?とは思った。そもそもアレスが店を荒らしたのはまあ分かるが、わざわざベッドルーム迄行ってベッドをギタギタにした時「そこまでするか」とは思っていた。
でもこれって展開上の意味があったんだな。リットがこの家がそしてあの二人のベッドが自分が戻れる場所だと思っていたのにあんな事になってもう駄目かと不安に思っていたと言うのだ。そうかそうでしたか、じゃあもうベッドでやるべき事をやるしかないじゃないか。
と言う事でそこに至る迄はまるで中学生みたいな二人だったものの、やっちゃったべるはあっと言う間に終わる。
ルーティも初めて出来た友達のティセと共にゾルタンの街で自分の進みたい方へ生きていく。めでたしめでたし。
だった筈なのに、最後にヤランドララが出て来てここで終わらせまいぞみたいな感じになった。
真の仲間、最初はゾルタンに来たレッドがさり気なくしまってる力でみんなを驚かせながらスローライフを送るのかと思ったら、結局ルーティの、ひいては勇者パーティーの行末に深入りする話だった。