プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~・第10話
真美が日光にやって来る。前回、東京での再会じゃないのかって書いたけど、このタイミングで真美が日光に来た理由はあったんだな。
どうして?と言うのは愛佳にとっては全然頭に無くて、再会が嬉しくて東武日光駅に真美を迎えに行っていた。進入して来るリバティ。電車から降りて来る乗客の中に真美が居て、再会を喜びあった。
愛佳は真美をそのまま霧降アイスアリーナへ案内する。真美にとっては久しぶりの霧降アイスアリーナ。その途中でドリームモンキーズは2回戦も勝ってるのが分かった。次はもう大会Bの決勝戦だそうだ。相手はスノウホワイトかポーラベアの勝った方。
久しぶりにやってみようよと、真美も着替えて靴を履く。愛佳が松永の言いそうなセリフを予想するのだが、その時の表情がまさに松永。ブイブイいわせてるのを見せて貰おうか。それを聞いて真美が言いそうと言った後で、うちのチームは強豪だけどあまり試合には出させて貰っていないからブイブイいわせてないよと言う。この時の表情が何となく寂しげだった。
松永に来たのを紹介したら予想どおりにブイブイいわせてるって言い出した。
みんなに真美を紹介。愛佳と一緒だった子だよと。紹介を受けてみんながスティックで氷上をカチカチ叩いてた。さっそく真美がプレイしてみるのだが、おお、なんと言いう事でしょう、真美が格段に上手くなっているではないか。これが大会Aの強豪チームに居ると言う事か。
練習への参加を終えて松永と話している時、真美は松永から真美の上達はみんなの刺激になった筈だと言い、翻って真美は何か得る物があった?と聞いた。ここで真美は答える間もなく(いや、ちょっと間はあった)愛佳が呼んだので答えずに離れるのだが「何か得る物」はこの回であったのだ。松永に励まされたのも含めて。それがここでちょっと示唆されていた。
この後は日光紹介場面。本宮カフェって東照宮にあるのかな。
ここでの幼馴染語り。生まれた病院も同じ。あるある。私は転校が多かったから生まれた病院同じなんてのは無いと思っていたけど、ぐるぐる転校して小学校高学年の時に居た小学校でたまたま生まれた病院が同じなんて人が居た。あの頃は何とも思わなかったのになあ。この幼馴染語りでしみじみといいなあと思う真美。
ドリームモンキーズの事務所にあの錦織がやって来た。ファンクラブが作ったと言うポスターを持って。キービジュアルポスターか。これ欲しいなあ。
スノウホワイトは順調に勝利。今日も楽勝だったね。でもそれで良いと思わない依里。みんなマヤに頼りすぎ、安心してちゃ駄目だよ。勝てたからってそれで良いの?そう言って依里は気づいた。これって嘗て優から言われた言葉じゃないか。今になって初めて気づく優の気持ち。
でもこれでは今度は依里が日光に来ちゃう番だよ。監督の川上が依里を呼んでらしくないと言う。川上は、今なら優の気持ちが分かって、それであなただけが出来る事があるのではないかと諭した。
志季大瀞に集まって真美の刺繍を見ているみんな。そう言えば発端は刺繍部だったんだよね。愛佳の部屋にある応援旗も真美が作ったもので、優はあれが気に入ってるんだと言う。そしてエッジカバーを見てとても可愛いと。
ここでエッジカバーって分からなかった。頭にでも被るのかなと思ったのだが、念の為に検索して分かった。スケート靴は使わない時にエッジ(刃、ブレード)をカバーで覆う。それか!どうりでみんなも欲しがる訳だ。特に梨子と尚実は鬼怒川中の刺繍部じゃなかったからね。
大貧民をやってまた負けたと言う愛佳。罰ゲームがあると言うけど、何かと思ったら買い出し。これは真美と二人で行くパターンかなと思ったら、注文が多くて真美も行くと言う流れになった。二人になってから真美は愛佳とは少しでも長く話したいと言うのだ。なんだそれ今生の別れみたいじゃないか。
その頃、松永の所にはスノウホワイトの川上から電話。お互い絶対負けないからと言う。そしてその時に依里はひとりひがし北海道クレインズアイスアリーナの近くの鶴見橋に居た。
愛佳と帰りながら真美が今回日光に来た理由になる実はアイスホッケーやめようかと思ってたんだと言うのを明かす。冒頭で強豪チームだからあまり試合に出して貰えない。そしてチームで未だあまり友達も出来ていない。そんな寂しさを感じていた。驚いた愛佳だが、真美は凄いじゃん、今日だってズバーってシュート決めて。真美とホッケーできて楽しかったよと言う。
これで真美の揺らいだ心が定まった。日光に来てまた愛佳達と話が出来て、アイスホッケー始めた時の事も思い出して。あの時は最初は一番乗り気じゃなかった真美がやってみて一番乗り気になったのだった。このまま続けたらまた愛佳達と同じリンクに立てるかもしれないと真美はアイスホッケーを続ける事を決めた。日光に来た甲斐があったね。
東武日光駅での真美の見送り。今度は愛佳も居て、真美も笑顔でリバティの扉が閉まって発車した。