takt op.Destiny・第9話
巨人ちゃんが一人で全部倒すよみたいな事を言っていて、それは特攻フラグみたいな話ぶりではないか。
タクト達はニューヨークに到着した。D2にやられずに無傷のニューヨーク。外の世界など知らぬ感じで、うーん、これはシントラーがあんな考えを持つもの無理はないかもしれない。D2が完全に他人事みたいな繁栄をしてる。
さっそくロッテと再会。後ろに居るのはアンナやロッテ(そしてコゼット)の両親らしい。と言う事は「名高いシントラー家」の人って事なのでは。そのシントラー家の人達は運命も受け入れる。既にアンナからこれまでの話は聞いていたろう。
レニーからも連絡は受けていて、ロッテはさっそく調律をしましょうと言った。それを聞いた運命がそれさえ受けたらもうタクトから命を奪わなくても済むのかと言う。運命は気づいていた。タクトが段々侵食されていたのを。
でもそれはやってみないと分からない。
と言う事でニューヨークシンフォニカへ向かう。ここであのザーガンが出ばって来るかと思ったけど出てこなかったね。中に入る時に運命がタクトも右腕の異常をちゃんと見て貰えと言うのでアンナが驚いて腕を見たら侵食が進んでいた。
そして検査開始。その結果は、今の技術ではどうにも出来ない。この状態はD2との戦闘を続けるとお互いに消費しあってやがて立ち行かなくなる。ロッテは望んでこの状態になった訳ではないのだから、もうD2との戦闘はやめて平穏な暮らしをして生き長らえるのを勧めた。
そうは言ったものの、ロッテは「手遅れ」だと判断していた。コゼットはもうどこにも居ない。
翌日、アンナと運命が乱入して来て、ロッテがニューヨークの素晴らしいスイーツを案内してくれるからとタクトも巻き込んでお出かけとなった。でも最初に食べたのはスイーツではないのでは。そしてスイーツばかりではなく、運命の服も買い出し。さらには水族館へも。
この時アンナが思いついた。タクトと運命を二人で楽しませようと。そして取ってつけたような理由でアンナはロッテと帰った。タクトと運命が歩いていたら、亡くなったミュージシャンの記念碑の前に人々が居るのを見つける。音楽はこの街で鳴らなくなったが、でも人々は音楽を忘れた訳じゃない。
そしてどうやらセントラルパークへ。タクトは「この広場では毎年夏にニューヨークの楽団が無料コンサートをやっていたそうだ」と言う。恐らくニューヨーク・フィルのセントラルパークコンサートだろう。
オーケストラの演奏は10年前に一度ボストンで聴いた事がある、本当に凄かったと言うタクト。運命も一度オーケストラと言う物を聴いてみたいと言う。うん、生演奏のオーケストラは凄いよ。高校生の時に初めてそのつもりで聴いて感動した。
オーケストラは一度と言わず何度でも聴いてみたい。でも今は無理だ。タクトはどうしたいのかと運命は問う。このまま平穏な生活を送りたいか。でもタクトはもう一度オーケストラの音色を聞きたい。ベートーヴェンの5番を聴きたい。
ザーガンは出てこなかったが、天国がロッテに接近して来た。やはり一応ザーガンは把握していたのだ、運命とタクトが来ている事を。
運命は地下深くからあの音叉の音を感じる。このままだとD2が押し寄せる。
家に帰ったらレニーから電話。レニーはまるで今生の別れの様な電話をして来た。タクトは何なんだと問う。秘密は明かせないと言うが、覚悟を持って強く聞くタクトにレニーは真実を話し始めた。