プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~・第11話
優は依里から電話を受けて、負けないから。でも依里はどんな気持ちで電話したのか。
愈々大会Bの決勝戦。試合はホームの霧降アイスアリーナ。大会Bで優勝して入れ替え戦でも勝って大会Aにのし上がるわよ!そうか、優勝しただけで自動的に入れ替えじゃないのか。ホームで優勝したら勿論最後はアレやるわよ、アレ。何しろチケットも完売したし。地元の応援、盛り上がってるね。
ドリームモンキーズ、紅白戦。新人チームと先輩チームとの紅白戦だけど、話としては新人チームが決勝戦めがけて充実して来ているのが描かれる。梨子の足が完治したのも勿論だが、ディフェンスの尚実と彩佳も志乃先輩を脅かす程の成長をしていた。良いディフェンスだったよ、ディフェンスの二人が物凄い炎を背負っておおってなる位。非常に具体的な説明。もうちょっと具体的な説明は樹里先輩から。
この後も先輩チームは新人チームの引き立て役で、試合も何もかも新人チーム中心だけど、それはまあ今のこの物語なんだからそれはそれ。
薫子が優に決勝相手が釧路スノウホワイトだけでやりにくくないかと聞いたが、優はむしろ今の自分を見て貰いたいと考えていた。日光に来てみんなに支えられて、そうしたら当時は釧路で酷い事言っちゃったと考え直している。だから変わった自分を見て欲しい。
一方のスノウホワイトの依里。迷いを持ったまま。全体の力はスノウホワイトだけど、心身共に充実のドリームモンキーズとどっちがどこまで行けるか。
そして愈々決勝戦当日。応援旗の前で真美に勝利を誓う愛佳。そして入ってきた彩佳とこれ迄ありがとう。でもこの話は試合に勝ってから。普通はこれフラグなんだけど。
梨子が尚実を迎えに行ったら既に尚実が準備して待っていた。やるときはやる女ですから。この二人も気持ちが盛り上がっていた。そしてアイスアリーナには早々と優が来ていて、一番乗りだと思っていた薫子が二番目。そして残りの四人も。
日光に実在する三栄自動車の貸し切りバスに乗ってスノウホワイト到着。降りて来た依里が優に声をかけて久しぶりの対面。やはりこの時点でも依里には迷いがあるが、優はそうじゃない。お互いベストを尽くそう、今日は今の自分を見て欲しいと依里に告げる。
アリーナには続々と観客がやって来た。さっきの三英自動車を皮切りにここで栃木・日光の企業の宣伝。おみやげコーナーは勿論だけど、手へのペインティングとかもやるの?凄いね。そしてトドメが岩下の新生姜。
例のTVの取材も入ってる。アナウンスは八木沼さんとか言っていて、声も八木沼純子さんと言う人でどうやらフィギュアスケート選手だったらしい。アテレコ上手いな。
インタビューを受けて、ヤバ、化粧薄いと思った松永だが中山からは逆にスッキリしてると言われた。でもそのスッキリしてるは、夢がかなったからだろうと言われたのだ。そう、以前このアリーナを観客でいっぱいにしたいと言う夢が一つかなった。
愈々始まる。入場は選手紹介から。今ってこんな事してるんだ。そうだろうなあ。私が見た札幌五輪の時とは半世紀違うから。ドリームモンキーズの選手紹介は新人チーム中心。ホームだし、観客からは大きな声援。
掛け声は例のパックを繋げかと思ったが、それは後に残すのかな。
試合はやはりマヤが前に出て攻撃。そんな遠くからかと薫子達が驚く場所から。そして次にマヤが迫った時は薫子が一瞬怯んだ。その様子は依里も見ていた。以前の優ならここで何故そんな所で怯むのかと責めたろうと思ったのに、今の優はそうじゃない。スティックでトンと突きながらドンマイと励ましている。変わった、変わったよ、優。今の自分を見て欲しいとはこの事なのか。
流れ的には苦戦しながらも気持ちを落とさずに攻めきるドリームモンキーズが優勝しそう。そうじゃないとヴィクトリーダンスも出来ないしね。