プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~・第5話
清瀬優の家に乗り込んで来た松永。おばあちゃん、警察呼んでと優は言ってもおばあちゃんはだって知り合いなんでしょと言う。図々しい松永は立ち話は何ですから中でお話しましょうって、それは家の人間が言うセリフだ。
中にとおされた松永にドンドンドーナツドーンと行こうが出される。
あれ、あのドーナツをあげてるのはここに繋がるのか。松永は自分は優が以前居た釧路スノウホワイトの とはチームメイトだったのだと告げる。彼女から任されたとはここでは言わない。自分の知らない所で何勝手な事を拒絶されてしまうだろうから。
とは言え、経緯だけは知ってると言うと、優はアイスホッケーやめて普通の女子高生の暮らしがしたくて日光に来たと言うのだ。小学校の時からアイスホッケーやってたと言う事は小学校と中学校は釧路だったのかな。そう言う優に松永は日光にはドリームモンキーズがあるのを知ってはいたんでしょうと突っ込まれた。でもまあ親戚が日光にしか居なかったら仕方ないんじゃ。
松永は無理強いはしない。アイスホッケーをやめたと言うけど、アイスホッケーが嫌いになった訳じゃないよねと言って連絡先の名刺を出した。そしてあまり長居はせずに引き上げる。ドーナツがとても美味しかったと言い残して。これ、後で効いた。
愛佳達は愈々ドリームモンキーズの正式メンバーになる日が来た。そんな話をしながらお弁当を食べていたら目の前を優が通り過ぎる。梨子は気づいていた。あの子、ひょっとしたら釧路スノウホワイトの清瀬優じゃないかと。アンダー16の強化選手でもあったから分かったのだ。でもどうして日光に居るのだろう。そっくりさん?
正式メンバーになったと言う事でユニフォームや道具も用意する。アイスホッケーの道具屋さんに来ました。こんにちわんこそばとか、アイスホッケー関係者はそう言うダジャレや古いネタが好きなのか。ともかくこの手の話に道具屋さんは避けて通れない。そして今日中にもう届けられるそうだ。仕事が早い。
防具も揃ってユニフォームを渡す日。やはりこれらはチーム予算なんだろう。
優がドリームモンキーズのボールペンを眺めていた。松永が「忘れて」行ったものらしい。おばあちゃんは届けに行ったら良いと言う。おまけにあのドーナツが効いて一緒に持って行きなさいと。
と言う事で優はボールペンとドーナツを持ってアリーナにやって来た。それを佐藤が見つける。あれぇもしかして君は見学の人?(棒)
松永がわざとボールペンを忘れて行って、それを持って来る優をそれとなく名演技でリンクまで連れて来いと言われていたのだ。なんとなく棒演技ではあるものの、でも当初の目的はちゃんと達成出来てる。優をリンクの所まで連れて来る事に成功。優は目の前で滑っている愛佳達を見た。
どう?この笑顔で滑ってるの
優がリンク脇に居るのに梨子が気がついた。学校で優みたいな子が居たからと梨子が調べたら清瀬優は釧路のチームをやめてアンダー16も辞退したと分かった。
じゃあうちのチームに入ってくれないかなと思い、でもそんな人がと言う薫子達を置いて愛佳は優を誘いに行った。うちのチームに入ってくれない?ちょっと滑ってみない?「楽しいよ」
そのまま帰ろうとした優を松永が引き留める。うちのチームから1本でも得点を阻止されたら入らないかと。なにその勝負と思う優に、愛佳は楽しいよを強調。松永はどうせ阻止されないんでしょと煽るから優は勝負する事にした。
アンダー16の強化選手と出来たてのチームじゃ全然実力が違うだろうし、おまけにゴールを守るのは薫子ではなくて愛佳。愛佳が声をかけたから。やってみたら愛佳は隙だらけ。あっさり1ゴール決められた。2本目も。でも愛佳は楽しんでやってる。
この勝負、愛佳じゃ止めるのは無理だろうとは思ったが、どう決着するかなとも思った。まぐれで1ゴール阻止よりも、優のミスで外れる方かなと。
勝負が楽しいと言う愛佳。楽しいなんてあるのかと言う顔の優。優はそれで動揺した訳ではないだろうが、愛佳の言葉に気持ちが揺らいだ。まだまだ終わらせたくない。それを思い出した優のシュートは僅かにずれた。
約束どおりにチームに入ってくれるんでしょ?
いやいやではない優はあっさりと引き受けた。