無職転生~異世界行ったら本気だす~(第2クール)・第18話
パウロとの再会を果たしてルディ達はミリス大陸を中央大陸の方へ移動。途中何故か武者修行の人達の挑戦をルイジェルドが受ける事になるが、相手にならない。でもこれでルイジェルドの布教は進んでいくみたいだ。いつかルイジェルドを庇ってくれる人達になってくれれば良い。
そしてもう次の渡海。無職転生の地図を見ると何もこんなに天気の悪い時に渡海しなくてもいいんじゃないかと思うのだが。魔法で一時的に三半規管の機能を止めて到着迄横たわるって出来ないのかな。
このままルディの話がトントン拍子で進むのかなと思ったら、場面はロキシーの方へ。それでも今回もロキシーはチラ見せなのかもと思って見ていると、おや?話し相手ってあいつじゃないか?冒険者ギルドでルディ達が駆け出しだけど金を稼ぐのを別パーティと一緒に始めた時に弱みを握ったぜへっへっへみたいな事をしたせいでルイジェルドに睨みつけられて、もしバラしたら地の果て迄も追いかけると言われたヤツじゃ。
ロキシーが馬族のノコパラと知り合いだったの?と言うか、もっと知り合いが居たの?と言うのでWikipediaを見てみたら、ロキシーがミグルド族の村を出た頃に所属していたパーティらしい。ノコパラとの話ではそのメンバーももう死んでいる。
ノコパラ、2年程前にデッドエンドと言う三人組のパーティに酷い目にあってからは自重してると言うのだが、そのデッドエンドと言う名前を聞いただけでロキシーの恐れが惹起されてしまう。酷い刷り込みだな。
悪役キャラの典型みたいなノコパラがロキシーと知り合いだったと言うのも意外だが、このノコパラがロキシーに助言するのだ。村へ帰っていないと言うロキシーに、大人びたと思っていたが、その点が未だガキだ。俺も親になって分かるが、絶対お前を待っている。後悔する前に一度帰ってやれと。
ノコパラの言葉にしたがってロキシーはミグルド族の村へ戻った。ロキシーって単に勉学の為にミグルド族の村を出たんじゃなかったんだな。あとから語られるが、ミグルド族でありながらロキシーは念話が出来ない子だった。親はそれを補ってロキシーに魔人語を教えて会話が出来る様にした。
だからミグルド族の村に帰っても、皆が念話をぶつけて来るものの、それを聞き取れないロキシー。でもそれって人族の中で、聴覚障害のある人は聞こえないからと言って単純に疎外される訳でもないのに、ミグルド族による扱いって酷いんじゃない。
家に戻ったロキシー。段々思い出して来た。確かここにルディ達が来た筈。ミグルド族の村に偶然来たルディがロキシーの知り合いだと知ってロキシーの父が娘に手を出すなみたいな怒り方したっけ。あの時、この二人はルディと会話出来たんだよね。でもミグルド族は基本的に念話なんだ。二人だけの時は念話をしてる。それを見てロキシーはすぐにもう出て行こうとする。あの、と声を掛けた時、母は「あ」ってロキシーに声をかけられたのを喜んだのに。
50年以内には帰ってくるかもと言うロキシーに、そうと言ったけど母は泣き出した。そしてロキシーは見つけた。小さい頃に母が自分と遊んでくれた頃の思い出を。ミグルド族だから母は元々は念話しか出来なかったのだ。それを絵本みたいなのを作ってくれて、一緒に魔人語を勉強してくれたのだ。そしてある日、ロキシーは自分だけが念話が出来ない事を知る。ロキシーはそれ以来父母が自分の事でつらそうな顔をすると思った。だから家を出たのだ。自分が居なければと。でも母は待っていたのだ。こんなにも。
ロキシー、もっと帰ってやれよ。両親を憎んで離れた訳じゃないんだから。
和解じゃない、理解出来たのだ。
出発の日、ロキシーは自分を慕っている弟子を探す旅をしてると両親に告げる。それを聞いて父はそう言えば2年程前にロキシーの弟子だと言う子が来たなと。名前はルーデウス。一緒に居たのはエリスと言う女の子とスペルド族のルイジェルド。スペルド族と聞いて恐怖心発動のロキシーは倒れてしまう。でも父の口ぶりだとスペルド族とはもう交流があるらしい。誤解が解けたのだ。ルディの活動、実を結んでるじゃないか。
エリナリーゼとタルハンドの所へ戻り、今度はゼニス達の捜索へ。ルディはスペルド族まで仲間に引き入れて無事らしいので、ちゃんと再会出来るだろうと。