プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~・第6話
優がドリームモンキーズに合流した。チームに入るテストやったんだろうか。それとも実績が大きいからパスなんだろうか。そして優のユニフォームも届いた。あの店は仕事が早いからその日のうちかもしれない。そしてスノーホワイトに居た時と同じ番号。松永が色々配慮して、そして配慮ついでにあの得体のしれないストレッチ動画まで送られて来た。
釧路であんな事があって飛び出して日光に来た優だったが、日光霧降高校に来てドリームモンキーズに入って、さっそく愛佳が優をお昼に誘うほどになっていた。みんなで一緒に食べる方が美味しいよと。でも優はそれはよく言われるけど味は変わらないでしょと反応する。こう言うキャラっぽい。
でもみんなの所につれて行かれて尚実も同じ事を言ってるのは、このグループに馴染める一歩だったのではなかろうか。
愛佳達は昨年始めたばかりだけど、やるからには全日本選手権で勝ちたいと言う。でもドリームモンキーズは昨年の実績では大会Bグループ。まずはそこで優勝しないとAにも入れない。だったら勝とうよと言う愛佳。みんな簡単に言うねと言うが、それに対して愛佳と優が同時に「目標は高く持とうよ」とハモった。ここでも馴染める一歩があったよ、優。
でもその前に試合に出られる様にならないとね。
そりゃそうだ。先輩達を差し置いて出る訳には行かない。
松永も全日本選手権で優勝目指すと言うと、そこでも反応したのは愛佳一人。一人だけどこのノリの良さがチームを盛り立ててくれる。
そして優の紹介。愛佳達はもうちょっとだけ優の事を知ってるものの、先輩達も「え?あの釧路の?」とか全然言わずに歓迎してくれた。ドリモンへようこそ。多分どんな反応されるかと身構えた優には意外だったろう。それを松永に聞いてみたが、聞く必要がないから、今ここに居る事が肝心なんだと。
練習が終わって
「ウチくる!? …いくいくっ!」
と言う事で全員で愛佳の家の志季大瀞へ。
行ってみたら優のおばあさんが愛佳のおばあさんと話をしていた。女子校時代からの友達なのだそうだ。ここでもとけこむ一歩かな。
愛佳の相談は、決めゼリフ。最初に愛佳が提案したのは長すぎるしポーズが大変だし、明らかに却下された。どうなるかと思ったら優が言った「心の絆」。それ、以前真美を送り出した時のフラッグを見て。それに加えて「心の絆でパックを繋げ」に決まった。これ、CMで言ってたフレーズか。
温泉に浸かりながら真美の話をしていたが、真美は転校先でもアイスホッケーやってるとの事。しかも大会Aに居るチーム。だからAに行けば真美と対戦出来るかも。その為にBで優勝しなくちゃ。
練習試合が決まった。今度はアイスバックス。どこのチームだ。それを聞いて反応したのが尚実。大好きだった選手が監督をしてるチームなのだと。実は松永もその選手が好きだった。
ここで勝手例のやつをお披露目するわよ。例のやつって何?先輩達は知っていた。ヴィクトリーダンス。例の怪しげなストレッチがそうだった。絶対やらない、私は無理と言う優。でも愛佳は前向き。このアリーナをお客さんで一杯にしたいから。
優がノートに戦略書いてるみたいだけど、それってチームで練習しておかないと実戦で出来ないのでは。
そして当日アイスバックスはバスで到着。
練習試合は試合に慣れるためと言う名目で今回も新人チームが中心。
試合が始まる前に優が松永の所にもう一度アイスホッケーやるチャンスを与えてくれてありがとうございますと言いに来た。これ伏線だったか。優は今度こそと気負い始めた。最初の得点は入れたものの、それもあって自分が自分がと思い始めた。折角アイスホッケーに戻れたのにここで負けたら駄目なんだと。攻めるのは自分ひとりでやると言い出した。梨子がナニソレと反発するが愛佳が任せてみようよと。
それが嵩じてとうとう優は反則でペナルティを取られて一時退場。第2ピリオドが終わった後ですれ違った に言われた。何をそんなに焦ってるのか。アイスホッケーは個人競技じゃない。仲間を信じられないのならそんなプライドは捨てろ。
これ、松永に言われるより に言われて良かったかな。身にしみたのでは。
自分はまた同じ事を繰り返していたのでは。
でも戻った先の愛佳達は以前みたいな白い目で優を見ない。第3ピリオドは心の絆でパックを繋げ。
試合に負けたけど今回も収穫があった。負けたけど今回はが先に繋がる。
さあみんなヴィクトリーダンスやるわよ。
負けたのに?いい雰囲気だからやるわよ。
と言う事で、やらないと言っていたくせに優はノリノリである。
あんなストレッチ練習でどうしてここまでヴィクトリーダンス出来るのか。