先輩がうざい後輩の話・第5話
五十嵐と黒部が映画を見終わった後の有楽町駅前。地図に裏切られたと途方に暮れている中学生かそこらの男子を助けてあげる。ありがとう、お姉さま方。
これを聞いて非常に気を良くする五十嵐。
そしてそれを会社で自慢する五十嵐。
そう言う所だぞ。
バレンタインデーが迫って来ました。チョコレート欲しいと叫ぶ土方。できれば桜井から本命チョコを貰いたい。それを直接桜井に聞いちゃうところが神経が太いと言うか。でもみんなへのチョコしか考えてないと桜井は答えるが、これは風間に本命チョコが来る予感。
武田は外回りに行っていたと聞いてちょっと顔をうつむ五十嵐。部長が一緒に行きたかった?と聞くと慌てて否定するのだが、部長の所に武田から外回り終わったと言う連絡が入ったら、部長は気を利かせてもうそろそろ定時だから直帰して良いよと言う。そうか定時かと聞いた武田が例のスマホを使って五十嵐にラーメン食おうぜと誘うと、五十嵐喜びの声で会社を出発した。
五十嵐が来るまで少し時間があるなと思った武田の所に悲鳴が聞こえたかと思ったら、わざわざ「カツアゲだ」と自分から名乗る悪者あり。武田が早速その悪者をボコってあの五十嵐と黒部から道を聞いた男子を助けてあげる。
そこへ五十嵐も来たから先日の道を教えてくれた人と邂逅。でもこの子誰かに似てると思い、名前が桜井と聞いたのでまさかと思ったらあの桜井桃子の弟の優人と言う子だった。Wikipedia見たら高校生って書いてあった。
武田が折角だからみんなでラーメンと言い出すと、隣の五十嵐が「え?たまたまなんです」って顔しちゃう。それを見逃さない桃子が優人の口を塞いでこれから二人で用事があるからと言って優人を引っ張って帰った。五十嵐ちゃん、みんなから気を使って貰ってる。
武田に連れて行って貰ったラーメン店は昔ながらの雰囲気で、武田は馴染みらしい。そこで五十嵐は武田は甘いものはあまり得意じゃないと知る。じゃあチョコレート駄目?
桃子と優人二人で歩いてる途中、バレンタインデーのチョコのポスターに群がる女子高生を見て優子は高校時代を思い出した様だ。美人はチョコあげなくてもよりどりみどりだなどと言われていて逆に孤立していた時代を。
二人が歩いて帰る場面、そこを風間が目撃。しかも優人が背を高く見せようと段の上を歩いてるから背の高い男性に見えて、風間ショック。しかも凄いショック。
五十嵐はチョコを用意していたが、黒部から武田だけ無いのは気の毒じゃないかと言われてしまうが、でもと思った五十嵐は緑茶を見て思いついた。
バレンタインデー当日。みなさんでおとり下さいコーナーとなっていた。何か凄いチョコレートケーキがあるんですけど。五十嵐のは動物の顔のカード付きで可愛い。武田にもあげるの?と聞かれて、いつもお世話になってるからと五十嵐は答えるのだが、そう言うある意味素直なのがイイナと思う桜井。
土方、懲りずに桜井に本命チョコ貰えるんですよねと要求するが、義理だよとはっきり言われた。
武田は出先でGODIVAを貰って帰ると、自分のと見比べてしまう五十嵐。でもGODIVAは巻繊維の部長の奥さんからだそうだ。五十嵐にもよろしくとの事で一緒に食べるかと言う。ホットした五十嵐、武田用に作って来たのをプレゼント。
緑茶入チョコレートが滅茶苦茶うまいぞと言ってくれた。
階段でエナジードリンクを山にして飲んでいた風間、そこに桜井がやって来た。手が後ろ手なので持ってるなとは思った。桜井から明治の板チョコのプレゼント。100%義理だよねと言う風間。何故決めつけるのかと怒る桜井だが、うん、これはね、仕方ないんだよ。風間は桜井に彼氏が居るみたいな場面を見た後で板チョコ貰ったんだから。でも風間が一人でひねくれないで彼氏と一緒の場面を見たからそう思ったんだと言うので桜井は気づく。あれは弟なんだよと。やっと元気を取り戻した風間。それどころか...
五十嵐が部長からのファイルを渡そうと風間に駆け寄ったらとんでもない物を見てしまった。いつも表情の変わらない風間がニコニコしてるのを。