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やくならマグカップも 二番窯・第9話

30回もの腕立て伏せをした十子の所に直子から連絡。
直子から言われたからか、自分の作品を見てコレジャナイ感に浸っていた姫乃の所に明日行っていい?とのメッセージ。

と言う事で姫乃は十子と会う事になったのだが、あれ?家に行くのでは?
取り敢えずここのお店で食べてからだそうだ。多治見の宣伝かな。でもhinataboccOって店の雰囲気良いね。

十子の大きなカバンから取り出されたのは赤い器。凄く気に入ったから貯めていたお年玉をはたいて買っちゃった。って、いくら十万円なんだ。刺さるような赤。

限定スイーツを食べながら十子は自分の話を始めた。祖父がああで、母の実家も陶器商。だから十子も自然と焼き物を始めた。幼い頃は祖父も褒めてくれて楽しかったが、やがて期待される物が大きくなってしまい、陶芸はちゃんとやらなくてはならない物になってしまった。

だから中学の頃にはコンテストの前には熱を出す様になっていた。って事は小学校の時から大きな期待を背負ってしまったのだ。それは辛い。

そして中二の時に祖父が普段使わない赤を使って、その時は自信満々だったのだが、それを持って行った時の祖父がそっけなかった。忙しくなったからその辺に置いておけと。それからだ。祖父が何も言ってくれなくなったのは。赤いのを作ったのが駄目だった。祖父と同じ物を作らねばならないと思った。

でもそれは違った。前回=昨日祖父が永保寺に誘ってくれて、そこで綺麗な紅葉を眺めている時に言ったのだ。夏の青もいいが、秋の赤もいいな(これはよく分かる)。

照れくさくて小泉先生には黙って貰ったが、文化祭のあの赤い大皿良かったぞ。実は中学の頃から十子が陶芸で思い詰める様になったのを両親(コウゾウとナナコと言っていた。十子の母だから七子だろうか)が祖父に頼んだのだそうだ。十子から距離をおいてくれと。不器用な祖父はそう言われてああなってしまった。ほうっておけば飽きるのではないかと思ったら、続けてくれて嬉しかった。あの赤、刷毛の金も良かった。お前の作品を見て初めて悔しいと思った。それ、最大限の賛辞。

自分に拘らず好きな物を作れと言われた十子。
何もかも解き放たれた瞬間。

それを聞いて泣き出した姫乃。
参考資料

姫乃も母がプレッシャーになっているのではないか。直子から聞いた、きっと母も好きな物を作れと思ってる筈なんだと十子は自分の場合と同じ様に姫乃に告げる。

姫乃の祖母も刻四郎に言う、そこは比べる為の場所じゃなくて並べる為の場所なんだからと。

その晩、直子が十子にお礼の電話する場面が緊張しすぎ。でも格好はゆるすぎ。
その格好で毎晩寝てるのか。

と言う事ですっかり気持ちが変わった姫乃が新しい作品づくりを始めた。
よい笑顔で。
参考資料

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