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ブルーピリオド・第6話

世田介から電話があったけどすぐに切れてしまった。何だったのか。世田介の事を思う八虎は、天才はいいよなと思った。先日のコンクールでは下から3番目だった。あの時は何を考えて描いたっけ。そうだ好評価だった「縁」を描いてる時を思い出しながら描いたのだ。でもそれって自分をコピーしようとしていたんじゃないのか。天才でもない自分の絵を。間違いに気づいた八虎は自分を叩く。
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冬休みが近づいていた。大葉先生は冬休みの課題を5つ出す。皆がえーっと思ってるのに八虎は自分にもう10個課題をくれと言う。大葉先生が冬休みに頑張るのも良いけど、ちゃんと休みは取る様に言われる。そうか、ここでちゃんと休めと言うのは言ってるんだ。

そしてクリスマスのケーキとしてショートケーキのプレゼント。喜ぶ生徒達であったが、皿の下に「木炭で描け」との課題も一緒。

ショートケーキを眺める八虎は、それを分析していた。スポンジとクリームだけだと単調なのにショートケーキはイチゴがあるおかげで飽きさせない。うーん、すまんのう、私は偏食でイチゴが食べられないからショートケーキが出されたらイチゴを除けて食べるんだ。俺は天才じゃないからと言う八虎の言葉に、ふーんと言う桑名が微妙だなと思ったが、後で桑名のエピソードが来るんだな。

天才じゃない自分には何か武器が欲しい。それを大葉先生の所に相談に行って、色はどうだろうかと言う。だが大葉先生は色は難しい。それ迄に受験が終わっちゃうと言って、画材を勧めた。ああ、道具による表現力の違いか。ちょっとだけ絵を描く私だけど鉛筆とペン程度しか使わない(クリスタ上でも)。それ以外は何を使うとどう描けるのか、ほとんど考えた事が無くて、その点でも芸術家とは大違いだった。
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大葉先生は八虎に追加課題を出すものの、10個要求したのに5個しかない。残りの時間は画材の使い方を練習しろと言うのだ。

こうして八虎はローラーとかチャコペンとかを試した。チャコペンって何?

大晦日の夜、八虎は世田介と初詣に来ている。どうしてこうなった。どうやら世田介の母が家にこもりきりの世田介を心配しているのだ。初詣に行って来たらどうか。そうだあの時の矢口君を誘えと。だから一回電話をかけて駄目でしたって済まそうとしたけど、また母に言われたのかもしれない。

世田介はまた八虎に何でも持ってると言う。でも今回は八虎も反論。自分だって絵に全力で取り組んでいるのだと。でもその辺が嫌だと言う世田介。自分なんて携帯の連絡先は母と八虎しか無いのだ。初詣だと言うのに、八虎と世田介は訳の分からん相手が好きじゃない論議になったが、八虎には収穫があった。この天才が自分の事を意識しているのだと。

センター試験が終わった。ふと見ると桑名が女子二人とじゃれあっている。歌島は藝大目指す人間は皆変人なのかと思っていたけど、普通にギャルじゃないかと言う。実はこの三人の構図が後で色々な意味合いを含んでいたんだな。
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あんなに行く手をきにしてなさそうな桑名だったのに、姉にはコンプレックスを持っていたんだ。だからある日、八虎が合格者の絵を引っ張り出して見ていた時に、それって姉の絵だと桑名が言って、でも姉の事には触れない。そして階段の踊り場から下を見て泣いている子を見下ろして、それと比較して心の安定を保っているのだと八虎には明かす。そしてセンター試験の時に会った中の黒髪の子(つまり残り二人はリアルでも黒髪じゃないんだ、象徴の意味と関係なく)、睡眠不足と接種障害で入院してしまったと言う。今年度の入試は無理。それなのに競争相手が減ったと言う見方をしてるのだと。

何この血反吐を吐く様な世界。
受験でここまでになるとか芸術の世界は普通じゃないよ。

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