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takt op.Destiny・第1話

クラシカロイドはじまた。
正直に言うと、今期の新作アニメ一覧を作っていた時にタイトルを見てから公式サイトをチラ見して「ふーん、アメリカ大陸物?」と思って全然期待せず、でも火曜深夜ってこれだけ?と思っていた。

ところがある日友人から「運命」とか「巨人」の擬人化だと言われて、なんじゃそりゃこの作品ってクラシックがテーマだったのか、タクトってそう言う意味かと、じゃあどんな内容になるのかと俄然興味が湧いて、今期全くの新作の中ではどうなるのかを一番楽しみにしていた。そして見てみたら期待に応えた物だった。

冒頭の母から子への語り聞かせの中でどうやら宇宙から妙な連中が降って来て、人類はそれにこっぴどくやられ、爾来それが理由で音楽を失っていたらしい、でもその敵に対して今は戦う者がいる、と言う事が分かった。

母子が辿り着いた街には一台のピアノがあった。子は柵を越えてこれは何だろうと近づく。でも音楽の無い世界の子には何だか分からない。やがて一人の青年が近づいて鍵盤を叩いてみてちゃんと調律されている、これなら大丈夫だと弾き始める。
参考資料
曲はベートーヴェンの交響曲第5番第4楽章。

人々は反応したが、それ以上に反応した物が居た。異形の化け物、それがD2。攻撃を仕掛けて来たD2に対して青年が右手を差し出して少女に戦わせる。これがクラシカロイド...じゃなくてムジカート。それにしてもクラシカロイドの時もトップバッターはベートーヴェンだったが、こっちもやはりベートーヴェンか。

彼女は圧倒的な力でD2を倒した。倒したんだけど、同時に青年は力を失って落ちた。いや、あれ普通は死ぬ。

タクトを持ったコンダクター(指揮者)と、D2と戦ったムジカート、そしてそれを引率する女性の三人で車での移動中。目指すはニューヨークだそうだ。ムジカートの「運命」をニューヨークで調整するのが目的らしい。確かにちょっと戦っただけでコンダクターのレニーの体力を全部消耗しちゃうから。

コンダクターのレニーだと?
それはつまりレナード・バーンスタインって事か!(愛称がレニー)

ところがルート66っぽい道を走っていてDinerに立ち寄ってみたらその先の街がD2の巣になっていてこの先は行けないと言う。それを聞いた運命が食べ物を補給したと言う事でちょっくら全部片付けて来ると言って飛び出した。店を破壊して。

だがレニーが見たところこれは駄目だと思った。そして案の定駄目だった。D2も多かったが地中に潜り込んでいた巨大なD2が出てこないまま攻撃をかけてエネルギー切れ。

出て来ないのなら燻り出せば良い。運命にあの街のピアノを持って来させ、レニーがそのピアノを弾く。D2は極上の音楽を聞いたらたまらずやって来る。そうしてベートーヴェンのピアノソナタ月光に引き出されたD2は、地上で運命と戦う事になった。派手に戦って、運命ちゃんの勝ち。レニー、戦いで何か負ってたな。
参考資料
戦い終わって流れる曲はベートーヴェンのピアノソナタ悲愴。
そして三人旅は続く。

運命がこれだと木星とか巨人とか楽しみだなあ。

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