古見さんは、コミュ症です。・第1話
タイトルでネタバレしてるので私立伊旦高校のマドンナ古見さんはきっとコミュ症で喋らないのだろうなとは思った。
それに一番近くで接する事になるのが只野仁人。中学時代に個性を出そうとして失敗した経験から高校では只の人で行こうと思っていた。でもそう言う人間が自己紹介の時に「空気読む」とか自分で言っちゃ駄目だ。
只野はマドンナ古見の隣の席になっただけで他の男子から攻撃的な目で見られてただでは済まない。でも休み時間にみんなが古見に殺到した時に突き飛ばされて気を失った事から、体育の授業の前に古見と二人っきりになるタイミングが出来る。
この時に只野は気づいていた。ひょっとして古見は他人と話すのが苦手なのではと。そして自己紹介の時に古見が黒板に名前を書いたのを思い出して板書なら会話出来るのではないかと提案した。
そこから古見の長い板書語りが始まる。
うーん、そう言う演出だからそうなんだけど、これってLINE使ったら一発だよね。
ともかく古見は話すのは苦手だけど他の人と会話はしたい。それを知って只野は古見に約束した。古見に友達100人作ってあげる。取り敢えず自分が第1号だからあと99人。
ところがこれが大変な道だったらしい。私立伊旦高校は進学校ではあったが、入試はペーパーテストではなくて面接で個性的な生徒ばかりを集めたのだそうだ。どおりで進学校にしては生徒のガラが悪いなとは思っていた。個性派ばかりの中で友達100人作れるだろうか。