takt op.Destiny・第2話
冒頭はモーツァルトのレクイエムからDies irae。
追悼式典で、「音楽は人の心を照らす光」だとマエストロ朝雛が言ったと言う。
え?朝比奈?
D2と戦えるのは我らシンフォニアが作り上げたムジカート。シンフォギアじゃないの。
D2の驚異が消え去る迄は暫く音楽を謹んで頂きたい。そう演説があったのが2037年。タクトらしき子供が泣きながらピアノを弾いていた。
それから年月が経てタクトが第1話の様な青年になっていた。そしてグランドピアノを弾いている。あれ?D2の脅威はどうなりましたか?弾いてる曲はチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第1楽章。そこに少女が入って来た。掃除するよーと。この容貌、ムジカートの運命ちゃん?
たった一週間で部屋の中を散らかすタクトが邪魔するなと言うのを無視して掃除開始。そして一番汚いところからとタクトに掃除機を向けるから二人で喧嘩になる。
アンナが止めても食事中に喧嘩になるし。と言うかタクトの外に出なければ汚れないって理屈おかしいだろ。身体は新陳代謝してるっての知らないのか。
ところでアンナとコゼットの関係は何なのだろう。追悼式典でアンナらしき子は居た赤茶色の髪の毛の子。その隣に少し小さい子がやはり赤茶色の髪の毛。その子と当時のタクトは同じ年齢っぽい。でもこの時点ではコゼットは金髪系の髪の毛だし、背丈はタクトより下。そしてアンナの言葉からは姉のロッテと言うのが居るらしい。家族関係分からんな。(コゼットが悲愴を弾いた後でアンナに「お前の妹は何なんだ」ってタクト言ってた。ますます分からない)
ある雨の降る日、タクトは恐らく亡き父マエストロ朝雛の指揮でのチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番第3楽章の演奏を想像していた。そこにコゼットが入って来る。うちの街にもシンフォニカパーティーが来るのだと。ここに書かれた年号からあの追悼式典から10年経っているのが分かる。
10年でD2の脅威が少なくなったので街を巡って音楽祭みたいなのをやってるみたいだ。コゼットはそこでタクトが演奏したら良いというのに、タクトはここ以外では弾きたくないと言う。技術的には弾けてもそれが他の人達の心を打つかどうか分からないからと。コゼットは無理強いは出来なかった。
ある日トイレに入っていたタクトは突如聞こえて来たピアノの音に驚いて飛び出す。コゼットが弾いていたのだ。でも暗譜で弾けたのは少しだけ。亡くなったコゼットの母から教わったと言う。フランスは音楽だめじゃなかったから。ほう、国によって対応が違ったのか。
朝雛タクト、衝撃のデビューで行こうとコゼットは言うけど、朝雛の名前を出したらなおさらシンフォニカパーティーで演奏出来ないとタクトは言う。あれ?何故?マエストロ朝雛は偉大じゃなかったの?
コゼットが部屋を出た後でアンナがゴミの片付けに来るが、その時タクトはおまえの妹は一体なんなんだと言うから、あんなに自然な笑顔を向けるのはあなただけなんだよと。お、そうなんですね。朴念仁のタクトにはその意味が分からないみたいだけど。
さて、シンフォニカパーティー開催当日。おや、ピアノが家から無くなっちゃったよ。アンナとコゼットが持ち出したのだ。18時から世界最高の暗殺者...じゃなくてピアニストが来るからよろしくね。
でも18:25になってもタクトが来ない。アンナが引っ張って来ると言うが、コゼットは自分が時間を繋いでおくとピアノに向かった。そして悲愴の第2楽章を弾き始めた。暗譜では途中までなんだけど。
タクトがやって来た。汗をかいて。
さあどうぞと言われてタクトが弾き始める。
えー、私はクラシックから外れるともう全然曲が分かりません。ジャズっぽいなと思ったけど。
Twitterの実況みたらどうやらA列車らしい。
コゼットこっちなら連弾出来るんだ。二人嬉しそうにピアノを弾く。
ああ、これ、危ないな。でもコゼットのアクセサリーが何故か光り始めたぞ。
弾き終えて大きな拍手にご挨拶。
そしてその時にそれは起きる。
D2の襲撃。タクトは右腕を怪我して、そしてタクトを庇ったコゼットは虫の息。
立て目を開けろ、コゼット!
タクトの右腕を噛み、運命は生まれた。
タクトはタクトを執る。