最果てのパラディン・第1話
主人公はどうやら転生者。異世界で生まれ変わったが、無職転生のルディ君みたいな綺麗な母や逞しい父の所へではなく、ミイラとスケルトンとゴーストと言うアンデッドの所に転生した。これには流石に驚いた。でも害されないと分かると慣れて来る。
意識は前世の記憶があっても身体を動かす脳の部分は生まれついた身体のものだから、赤ん坊の時はうまく発声出来ない。それも成長して段々自由に声を出せる様になると知識を溜め込んだガスが驚く程の子供となるそして言葉によって事象を顕現させる事が出来る様になって行く。
一方身体能力、戦闘術の方は前世で鍛えられた精霊幻想記のリオみたいな経験は無いので大変。ウィルはブラッドに魔法が使えたら筋肉は要らないのではと言うと、ブラッド曰く、魔法は使えない場面に遭遇してしまうかもしれないが、筋肉は裏切らないと言う。スケルトンなのに。
ある日ウィルは夜に礼拝堂の中を覗いてしまった。そこではマリーが身を焼かれていた。驚いたウィルはマリーを助けようと自分の手が焼かれるのも厭わずに助けを呼ぶ。確かにマリーは身を焼かれていたし、熱くて苦しかったかもしれないが、あれは神の御加護のパンを得る為だった。
優しいアンデッドに育てられて成長して行くウィルだが、物語の方向は次回からか。