« SELECTION PROJECT・第1話 | Start | 見える子ちゃん・第1話 »

86-エイティシックス-(第2クール)・第12話

第1クールがどうすんのこれって感じで終わってどう繋がるのか第2クール。

例よってサンマグノリア共和国は無人兵器によって帝国を撃破中と言うプロパガンダを飛ばしていた。第1クールの時はよく分からなかったが、このプロパガンダは共和国国民の間では一応そのとおりの事が起きていると信じられていて、一人の犠牲も出していないと思われていた。一方で軍の内部では上層部だけに限られた訳ではなくて、ハンドラー達は当然その先に86と呼ばれる被差別民族が搭乗して戦闘を行っているのを知っていた。知っていた上で86を消耗させて戦闘していた。

レーナは第1クール最後でシン達の為に派手に命令系統を違反した事で少佐から降格させられて今は大尉。まるで喪服を着るかの様に黒い軍服を身に纏っていた。だがどうもレーナの周囲にはレーナの考えに同調する軍人が何人か集まっているみたいだ。さらには新しい86の部隊とはうまく行ってる様だ。そりゃそうかもしれない。共和国で多分唯一86を消耗品として使わないハンドラーなのだから。
参考資料
参考資料

そして第1クール最後で一人レギオンに突っ込んで行ったシンは見知らぬ天井の下で目を覚ましていた。防護服を着た者が近寄って来る。周囲の人間の反応からかなりの地位の人間らしい。彼はシンに戦線で君達を拾ったと言う。そう、君達。エマ達4人も拾われて無事だった。

シンに話しかけた人物はエルンスト・ツィマーマン(ツィンマーマンじゃないのか)と言い、ギアーデ帝国を滅ぼしたギアーデ連邦の暫定大統領なのだそうだ。あ、帝国って滅んでたんだっけ。チラとレギオンはもう勝手に戦闘を続けているとか言うのを見たな。

エルンストはシン達5人を自分の屋敷に招き、君達はこれから自分の保護下にあると言う。でもその屋敷にはもうひとりおかしな子が居た。幼女なんだけど、偉そうな口ぶりから、さては滅んだと言われる帝国の皇族かなと思ったら後で「女帝」と言われていた。ただ、皇族にしては食事のマナーがなってないな。
参考資料

調子の良さそうなエルンストさん、でも帝国を滅ぼして連邦の暫定大統領になるだけの人間なので冷徹な思想は持っている。勿論シン達を保護出来ない様では連邦はダメだと言う面と、正義や平等を実現出来ない人間など滅びても仕方ないと言う面を持っている。政治家は綺麗事だけで済ませられるものではない。綺麗事だけで済ませられるのは実際の統治を行わない君主一族だけだ。

第1クールは得体の知れないレギオンと戦う共和国でのレーナやシンの葛藤の話で、基本的には共和国の内部で閉じていたが、第2クールでは覚悟を決めたレーナと、共和国とは別の国家としての連邦の存在の二軸で展開しそうだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« SELECTION PROJECT・第1話 | Start | 見える子ちゃん・第1話 »