探偵はもう、死んでいる。・第10話
前回の最後に君彦の目が覚めたらぼくリメ状態って書いたのに全然繋がってないのでは?
そして渚が久しぶりの再登場。シエスタの心臓を「心臓移植」で受け継いだとの話で、だからシエスタの思いを受け継いで名探偵になるんだって言ってるけど、一週間前にその心臓はヘルの中に入ったんですけど。
渚の回想終わって、今は夏休み(夏季休暇って言ってますけど、あんたら高校生じゃなかった?)に海に行こうと唯に誘われたかと思ったら、エーゲ海クルーズ船に乗ってた。甲板に誰一人居ないから唯の貸し切りなのかと思ったら、プールとかカジノとかには沢山人が居る。
そこにシャル出現。渚とシャルは初対面なのだが、シャルがマームと言う相手がシエスタの事だと何故か分かる渚。ヘルだったか、シャルに化けたのにそこで失敗してバレたのに。
シャルにごっこ遊びなら好きにすればと言われてマームの意志は自分が継ぐと言われた渚さん。こう言う時はパーッと遊んで忘れましょうと渚と唯はプールへ。カジノに居たシャルから君彦はシャルがシエスタの遺産がこの船にあると言う情報を掴んだので乗ってると教えられた。でもシャルはそれが何なのか分からず、カジノで儲けたら遺産の方から出て来ると思ったのだ。ちゃんとバカだった。
渚と唯がプールで遊んでいる間、君彦はシエスタの遺産と言われる物を船内くまなく探したが、見つからない。と言うか手がかりが掴めない。そのまま渚と夕食。唯は主賓で別の場に出ている。と言う事で、君彦から渚に個別にお話があるから食後にバーに来てくれと言う。何か勘違いした渚。
場所をバーに変えて君彦が話したのはシャルの件らしい。シャルがどんな人なのかを教えたらしいが(あんな言い合いしたからね)、そんなの食事してる場所でも良かったんじゃ。バーだって人目があるじゃないか。
シャルの話を聞いて、渚は自分がシエスタの思いを継ぎたかったのは心臓の移植をされるまでずっと病室とかに居たのに、やっと動ける様になったものの、じゃあどう歩みだしたら良いのか分からないからシエスタの気持ちを受け継いだと言うのだ。
翌朝、奇妙な船内アナウスが流れる。スタッフはどこから流れているのか分からず騒ぎとなっていた。そんな、一般客室に聞こえる様な場所で聞こえる様な声で騒ぐのか、乗務員。
アナウスは女の子を確保している、その名は夏凪渚。それを聞いて君彦は船室を飛び出す。室外には都合よく唯。渚が部屋に居ないと言う。乗務員の所へ行ったら、唯はこの船のVIPとして乗務員から情報を貰った。渚は発見出来ない。代わりにこの本がと言って「シャーモック・ホームズ傑作短篇集」を渡される。
挟まれていた紙に
「ゴゴハチジ メイタンテイノ、イサンヲモッテ メインデッキヘコイ」
名探偵の遺産って言われてもそれが分からない。だから拉致された渚を探すしかない。ところが唯の魔眼でも見つからなかった。
だとしたら犯人はもうカメレオンしかいないじゃないか。と言う事で手ぶらだったが20時にメインデッキへ行って、カメレオン出てこいと呼ぶ君彦。それに応えてカメレオンが出現。予想通りに渚を拘束していた。
名探偵の遺産は自分にも分からないと言う君彦に、だったらこの子(渚)か、乗客全員かどっちかを選べと言うカメレオン。遺産が分からない以上はこの船を沈めると言うのだ。それと渚がどう天秤になるのかと聞いたら、こいつがシエスタの心臓を持ってるからだと言う。
これ取引になるのか。カメレオンは渚を殺して船も沈めるって事が出来るじゃないか。だが渚は君彦に自分を撃てと言う。これも渚を撃ったからと言ってカメレオンの立場が変わる訳でもあるまいに。