カノジョも彼女・第10話
ミリカにキスを抜け駆けされてしまったせいで、それを上書きする為のデート旅行を企画。目的地は温泉。
と言う訳で温泉旅行に行く為の買い出しへ。紫乃が二股の件を聞いたので直也を問い質そうとしたものの、咲が直也を引っ張って行ってしまったので聞きそびれた。
と言う事で三人で買い出しだが、これやっぱり三人で温泉に行くのか。まあ抜け駆け無しって事だからそうなるのだろう。
お菓子コーナーでお菓子を見て回る渚だったが、ふと見た先にブレスケアのお菓子が。旅行中にキスもあるのかもとか思った渚。そもそもこの旅行はミリカがあんな事しちゃったから最高の思い出の中でキスする旅行じゃなかったっけ。だからキス前提はありの筈ではあるが、手を伸ばした先で咲も同じ爽快ブレスを手にしてしまって、気まずい二人。挙句の果てに咲は「抜け駆けしようとしてましたよ!」正直に話してしまった。しかも先にキスして優越感に浸ろうと思っていたとまで。
あまりに正直に話したので渚が咲に同情。この旅行では自分は咲をサポートすると。キスは咲が優先。と言う事でこの旅行の渚の行動を律する条件がついてしまった。
服を買いに行ったものの、渚の服のチョイスが酷い。渚自身のは引き立て役だからって理由つけてたけど、咲に選んだのがまた驚きの服。たまたま直也が見かけて「ギャグ?」。渚に服のセンス無かった。
咲と渚の行動に不審を持ったミリカが買い出しまでつけていた。これで温泉旅行らしいと言う情報を掴む。
そして当日、咲と渚が直也の家に迎えに来た。流石に一度家に帰って旅行支度してから来たか。二人共滅茶苦茶かわいいと感動の直也。これで今回は頑張らねばとテンションが上がってしまった。
小田急ロマンスカーGSE車に乗って箱根へ。テンション高まった直也はよせばいいのにロマンスカーの車内で大声で二人とラブラブになってみせると叫ぶ。ちょっとは周りを気にしろ。
ロマンスカーは箱根湯本に到着して箱根登山鉄道へ乗り換え。旅行先なら周囲の目を気にしなくて良いと咲と渚の手を繋ぐ。周囲の目が気になってるんですけど。とは言え、手を繋ぐ程度でそんなに騒ぐか。あれだけ大声だしちゃ周囲も気になるか。
箱根登山鉄道ではモハ2形に乗車。シックなの選んだな。そして強羅駅に到着。ずっと手を繋いだまま。
恥ずかしいと言う咲ではあったが、直也は周りにもイチャイチャカップル多いと言ったその矢先、バカップルみたいなのが「朝まで頑張っちゃう」なんて言っていたのを発見。つまり咲がロマンスカーの中で滅茶苦茶頑張るって言ったのはそう言う意味、じゃない。それを完全否定する咲だが、だったらキスの先は無いんだねと言われてしまった。それをゴニョゴニョと否定する咲。
そして温泉旅館に到着。あれ、これって実在する旅館か。名前は変えてるけど。中へ入ろうとしたらミリカが出現。やっと着いたかと。ミリカさん、一体どうやって泊まり先の旅館を特定してたんだ。
でもミリカだけではなかった。紫乃までがつけてきた。そして紫乃が問い質す。咲って二股されてるんでしょうと。困った咲と渚。咲のサポートをすると宣言していた渚が機転を利かせる。私は理香さんと一緒に来た。たまたま同じ旅館だった。ミリカは何言ってんだと言うものの、あのMeTubeの画面キャプチャを見せて口裏を合わせろと強要し、ここは辛うじて紫乃を誤魔化した。
部屋に入った渚からLINEが入る。紫乃に疑われない様に、ミリカを見張る為に、この後はミリカと一緒に居るからお二人は旅行を楽しんでと。
これは直也には逆効果。部屋の露天風呂に入ってる所に直也が突撃して来た。三人で来た旅行だから三人で楽しまないとダメ。この滅茶苦茶な直也をよくもまあミリカは黙ってみて棚とは思ったが、裸になってるのを恥ずかしがって渚が逃げたのを好機と見た。
幸い渚が部屋の中から鍵をかけてしまったので風呂から部屋に入れない。これで風呂で直也と二人きり。メチャメチャ誘惑してやるぞ。