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白い砂のアクアトープ・第6話

噂だけでなくとうとう新聞(ローカル紙?と思ったけど、その隣に富山の記事があるから全国紙って事にしようか、或いは富山はP.A.側の洒落と言う事にしようか、あ、その上に沖縄紙恒例の「スク」の記事があるからローカル紙方向かな)にがまがま水族館が閉館になると言う記事が載ってしまった。自分が関係するネガティブな記事が公の場に載るのはショックなんだよね。それにしても記事中では「営業を終了することを発表した」ってあるんですけど。
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新聞記事だと水族館側が発表したと言う具体的な内容まであって、それってつまりおじい館長しかそう言うの言う立場にないからそうなるんだけど、くくるは認識してなかったのかな。或いは飛ばし記事?

ともかくくくるは焦る。お客さん呼ぶアイディアは無いかと。もう8月に入って一ヶ月しか猶予が無いので来客数が激増して施設の更新のお金の目処が立つって所迄行かないと閉館は止められない。そうじゃない場合は外からの何かが無いと。

くくるが考えた案はやはり付け焼き刃でどれもちょっと。でもウミやんが例によって焼酎アイスを食べていたのを見てスイーツをやったらどうかと風花が思いつく。がまがま水族館内では食べ物を売ってないから。それでどれだけ来客があるか分からないが、やれる事はやってみようとくくるは採用。特にスイーツはあてがある、とこの時は思っていた。

あてとは、カメーのうどんちゃん。何でもサクッとつくるうどんちゃんならスイーツも作れるのではないか。でもうどんちゃんは無理だと言う。甘いものは作った事がない。と言いつつラフテーを出す。ラフテーって何だと思ったら豚の角煮だった。それにマンゴー混ぜるのはどうなのよ。

そんな工夫の好きなうどんちゃん、やった事はないけど挑戦してみたいと引き受けてくれた。でもこの時点から思っていたけど、食べ物の製造販売は許可が必要なんじゃ?カメーの出店扱いなら取りやすいの?と思った。

スマホで調査研究するうどんちゃん。大丈夫かなと思ったら、A案からG案まで、しかも上手な絵入りでレシピを作ってくれる。見られたのはA案だけど。何しろ予算が5,000円。

と言う事で、がまがま水族館の入口前に屋台を立ててオリジナルアイスを売ろうかと言う案になった。そして市場調査の為に市中のアイス屋へ。色々工夫がされているのをうどんちゃんはメモして研究。うどんちゃん、以前からこう言う研究熱心な面があるのだそうだ。お店に行って別のアイディアも得られた。ペンスタ始めましたって、インスタみたいなのでフォローしてくれたらトッピングサービス。気前良いな。そこはフォローした上で写真載せてくれたらまでなんじゃ。

と言う事でがまがま水族館でもペンスタ始めます。魚たちを撮ってスタッフも撮って、そんなところでウミやんがカエルアンコウを推して来る。カエルアンコウ単独も良かったが、SNSに慣れている風花から見てウミやんも一緒に写ってるのも良い。
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館内の雰囲気もと思って見渡したら夏になると毎年くる老人のお客さんが居た。そんなところへ夏凜からの連絡。

アイスの販売は無理です。やっぱりねえ。許可要ると思ったけど「アイスクリーム類製造許可」って、そんなピンポイントなのがあるんだ。しかも乳製品を屋外でと言うのは許可がほとんど通らないと言う。乳製品は腐りやすいから難しいんだな。

そんな話は実はうどん母のさつきはとっくに分かっていて、飲食業はそんなにあまいものじゃないよと。だったら、許可が出そうなのは何?かき氷なら氷だけだから許可は出そうだと言う。それを聞いて奮然と立ち上がるうどんちゃん。たちまち試作品を用意した。

そして作ったメニューではあったが、さつきにはおまえにしては普通だと。マンゴーラフテーを考えたみたいな発想はと言われて考え直す。そうして考えたのはがまがま水族館ならではの海の生き物かき氷。パフェの時もそうだったが、うどんちゃん、絵が上手い。風花もタッチプールの時の絵が上手かったし、こんな少人数で絵の上手い子が二人も居るのは普通じゃない。

今日もあの老人が来ていた。初めて挨拶したくくるにその老人は身の上を語り始める。何しろ新聞で閉館だと聞いて言いたくなったのだろう。ここには思い入れがある。小さい時に兄を亡くし、長じて事業を始めたもののうまく行かず、そんな時にここに来たらあの例の不思議な海の現象か、兄の姿を見たと言うのだ。それでもう一度気を取り直して事業に取り組んで今は成功してる。でもその兄と会えたここが無くなるのは名残惜しい。

そんな時、またあの不思議海現象が二人の前に出現する。老人にはまだ戦中だった頃か、兄に背負われた思い出、くくるには生きていた両親との出会い。しかもくくるが会ったもうひとりのくくるは何だったのだろう。成長したくくるかなと思ったけど、あの例の母子手帳の件があるからそっちの子なのかもしれない。
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ふと現実に戻ってくくるが老人の方を見たら涙を流していた。その老人に来年も来て下さい、きっと続けてみせますと言う。

かき氷屋台の方は完成していて、オリジナルスペシャルメニューが用意されていた。ああ、ああ、なるほど、単なるカップの中に入った普通のかき氷じゃないんだ。海の生き物を具象化したかき氷とは。これはインスタ映えしますね。しかもあのウミやんオススメのカエルアンコウがメニューに無くても注文されちゃうし。そしてうどんちゃんならそれに応えられるし。
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かき氷大好評でペンスタにも沢山載せられていた。
うどんちゃん、夢が広がる。

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