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転生したらスライムだった件 第2期 第2部・第44話

クレイマンの軍はズタボロにされたものの、竜を祀る者たちのミッドレイやヘルメスは残っていた。特にミッドレイは平然と。ヘルメスはガビルとの戦いをして、あらまあガビル様やるじゃないですか。ヘルメスを押してる。一方でミッドレイはスフィアと戦っていたが、こっちはもうスフィアを遊び相手にしかしていない。何しろミリムの遊び相手が務まる程なのでこれは圧倒的だった。

と言う事で、スフィアはミッドレイの素性に興味を持った。人間族に見えるが、人間族がそんなに強くなれるのかと。実はミッドレイ達はドラゴニュートの子孫。でもドラゴンの姿になる事はもう出来ず、姿かたちは完全に人間族となっていた。でもドラゴンの素養は未だ持っている。

とは言ってもミッドレイの言い分はそこにはない。強さは鍛える事で成し遂げられる。魔人族はどうも魔力の強さだけに頼るが、人間族に近い我々もこうやって鍛えて強くなるのだと。それを聞いてスフィアさんがじゃあ自分ももっと強くなれるのかと喜ぶ。喜んじゃったよ。
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それじゃ胸を貸してやるから、ミッドレイはスフィアとガビル二人がかりで来てみろと言う。と言う事でスフィアとガビルが同時に行くがミッドレイは微動だにしない。

その頃のヤムザとアルビスの戦い。どうやら互角だなと言うヤムザが発動したアーキテクトはドッペルゲンガー。互角だったのがこちらが二人になったらこっちの勝ちだと言うのだ。でもそんな程度とアルビスが本気出す。最初から本気出せば良かったのに。ともかく本気出したアルビスさんは味方にも危険なのでゴブタ達を退避させる。

その場に残ったのはアルビスとヤムザとその配下だが、ヤムザの配下など一撃で全滅。そしてヤムザのアーキテクトもあっさり破壊してドッペルゲンガー消滅。降伏せよと言うアルビスにこれはもうダメだとヤムザは降伏を決意した。

「こ、降伏する」と言い出したヤムザにクレイマンの声。私がそれを許す筈が無いだろう。ヤムザ、クレイマンの監視からは逃れてるんじゃなかったよ。クレイマンの方がずっと上手。そしてクレイマンが操ってヤムザに宝珠を無理やり飲ませた。

この宝珠、単にヤムザが死ぬのではなくて、あれだあれ。以前フォビオをカリュブディスにしたヤツだ。あの時はテンペストのみんなも苦労したよね。ミリム様が一撃で葬り去ったけど。
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アルビスが攻撃をかけてもカリュブディスは全く傷つかない。こんなものが暴れたらこの地の者は皆殺しだとアルビスは時間稼ぎをする事にした。

カリュブディスの出現は戦いをしていたミッドレイやスフィアの検知するところとなった。ただごとではない気配を感じたので。ミッドレイは全員に回復魔法の使用を許可して直ちに退避する様にと命令。ガビルさんの部下も回復魔法を施して貰った。そして両陣営一緒に撤退の援護をする事にした。

アルビスが何とかしようと頑張っていたが、それは命令違反だとのベニマルの声。ここまでベニマルさんの活躍が全くなかったのでここが見せ所。一撃でカリュブディスを斬ってみせ、しかも再生を黒炎で防いだ。その上で「さっさと終わらせて」しまった。

一応未だ完全体ではないカリュブディスとは言え、一瞬にして片付けてしまった。ベニマルさんの成長凄い。そこへミッドレイ達到着。ベニマルがうちの連中が世話になったなとにらみつけるので、ここはスフィアとガビルが間に入った。この人達はミリム様を崇める民で、しかも自分達もこの災厄の中で回復させて貰ったと。

話は分かった。でも強いもの同士で力比べをしたい気持ちがベニマルとミッドレイの間に湧き上がってしまったので、またぞろガビルやヘルメスが必死で止める。ここで何かあったらミリム様がどうするか分からないと。そんな事もあってここは収まった。
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三獣士のもう一人、フォビオの方はと言うと、中庸道化連はこの戦いではさっさと引き上げちゃうだろうなとは思ったが、フォビオとゲルド相手に余裕の戦いをして、カリュブディスにまでなったヤムザがあっさりやられたので「あの方」の忠告どおりにここはおとなしくして引き下がろうと、フォビオとゲルドを黙らせて消えた。

フォビオとゲルドは完敗だとは思いつつ、生きてる限りは次があるともっと強くなるのを誓った。それに二人のおかげで中庸道化連の情報は手に入った。リムル様によって解析されるであろう。

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