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白い砂のアクアトープ・第5話

風花の母が来てしまった。
風花ががまがま水族館でやって行く本当の意味を見出したから母に今いる場所を教えた訳だが、母からしてみたらまだまだ子供の風花をそのままにしておける筈もなく、そりゃ岩手からだって来ますね。

母が応対されている間、風花はいつもどおりの水族館の作業。でもその時にあの初めて来た時に見た自分を思わせるイシガキカエルウオの様子がちょっとおかしいのに気がついた。これ今回風花が残るポイントになるのだろうとは思ったけど、どう使われるのかなと。
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この日はおじい館長が居たから風花母の絵里との対応に出る。くくるはお茶出し。でもその時に絵里が風花を連れて帰ると言うのを聞いて驚く。慌てて風花の所へ行って大変だと連れ戻しの事を言い、すぐ逃げて!と。風花がアイドルの夢に挫折して東京を出たものの、家に帰りたくなくてここに来た訳だからこのまま家に戻されたら大変だと言う発想。これに櫂も同調して二人で風花を逃がす算段をする。と言っても密かに裏口から逃がすだけなんだけど。逃げたとは言ってもそれは解決にはならない訳だが。

がまがま水族館を出た風花ではあったが、行く宛は無い。絵里がおばあにも挨拶したいと言うからがまがま水族館を出て家に向かう時、くくるから連絡があって見られない様に隠れたりしながら暑い日差しの中を歩いた。まるでここに来た時の様に。やがてカメーに辿り着く。

その頃、絵里はくくるの家に来て、そしてさっそく食事を出されてしまっていた。いや、これは困るなあ。娘がご厄介になっていたと言う挨拶に来ただけなのに出されちゃ。相手が老人だから断れないまま食べてみたら、あら美味しい。そして特製梅酒もまあ美味しい。これで引き伸ばしは大丈夫だと思うくくる。
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カメーではうどんちゃんが事情を聞いて楽しんでる。普段の変化がないからこう言うのにわくわくして来たぞーと。こっちでも未だ時間は早いけどご飯にしようとうどんちゃんがまかないを作ってくれた。凄い手際が良い。ゴーヤってああやってあの形にするのか。子供の頃からやってるうどんちゃん、くくる程じゃないけど目の前にやる事があって忙しいと余計な事は考えないで済む。卵も使っていたからきっとゴーヤチャンプル作るんだろうなと思ったら、うどんちゃん特製のうどんチャンプル。あら美味しい。
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そこにうどんちゃんの母が帰って来た。例の占い師なんだけど、ふたりともよくもまああの時と見た目が少し変わってるのに相手が分かるなあ。私は一度会っただけの人なんて覚えられないぞ。

がまがま水族館の方では時間稼ぎがうまく行ってるとくくると櫂が話していたが、くくるからの直接の話が女性が苦手な空也には出来なくてタッチして櫂から聞いた空也、それじゃもうここには戻って来ないのかと。あの時、勢いで送り出した風花だけど、ここで「もう戻って来ない」と言う現実を突きつけられた。取り敢えず仕事しようと水槽の方へ行ったくくる、イシガキカエルウオの様子に気がついた。

酔いが回ってしまった絵里、おばあから風花が水族館で働きたいと言ったからその結果としてここに寝泊まりしてると聞いた。でも風花って水族館が好きだったかと疑問に感じる絵里。

うどん母のさつき、妹に電話してそこの美容室の社員用の部屋が空いてるからそこに泊めて貰ったら良いと話をつけてくれた。と言う事でさつきの運転する車で那覇へ。がまがま水族館の辺りって那覇まで車で一時間かかる距離だったのか。カメーを離れる前にもう一度海岸をと見に行った風花は、そこでタッチプールで会った子供達と再会。子供達、海の動物を獲っていた。まあ動物だよね。普通の子は海藻採集とかしない。子供達は今日はタッチプール無いのかと聞いてくるから返答に困る風花。そしてくくるにジンベエザメも触らせろと言ってくれと風花に頼む。もうがまがま水族館に戻らないのに。

だから風花は那覇への途中でその話をくくるにLINEしようとしていたが、ここで手が止まった。くくるに伝える事があるじゃないか。あのイシガキカエルウオの事を。気がついた風花は戻ってとさつきに頼む。ただならぬ声にさつきは取って返した。

がまがま水族館に戻った風花は走ってあの水槽の所へ。それを見つけたくくるにイシガキカエルウオの事を伝えたが、でももう隔離されていた。動物を扱う仕事は必ず通る道。この子のお見送りを自分にさせてと風花は言う。初めて来た時に自分の様だと出会った子なのだ。

水族館の中を見学していた絵里はおじいに導かれて風花がお見送りをしてる現場を見た。風花とくくるのお祈りを見てから絵里は風花に声をかけた。岩手に帰って来ないのか。でも風花の答えは忙しくしてると余計な事を考えなくて良いからと言うものだった。これを言われたら無理強い出来ないよね。だってアイドルの夢が破れたのを勿論知ってる訳で、「余計な事を考えなくて済む」と言われたら引き剥がせない。
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くくるも一生懸命説明して、そのくくるの夢を手伝いたいと二人並んで手をつないで言われたらもう無理。仕方ない、今だけ、9月になったら帰って来なさいと。母としてはその後のおじいやおばあやさつきとの話の中で、アイドルになりたいからと早くに家を出てしまったから親としての役割がやっと出来るかとも思っていたのだ。母の気持ちも分かる。

その晩はあの離れで風花と母が一緒に寝た。

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