カノジョも彼女・第8話
休み時間にミリカが直也の所へやって来る。ミリカ、何しに来たんだと憤る咲。最早ミリカの呼び方を隠していない。ミリカもそれに反応しない。とは言えこの時点でミリカは校内でも巨乳のかわいい子と言う地位は健在で、男子が直也に星崎さんとどう言う関係なのかと尋ねた。
クソ真面目な直也がどう言う関係なんだと悩んで、またぞろとんでもない事を言い出すかと思ったらミリカの方から胸あててんのよなポーズでただならぬ関係だと宣言。当然咲は憤然として直也から離れろ、私と直也の間に入り込む隙間などないと言うが、ミリカはこそっと二股やられてるくせにと言うからタジタジに。
これを見た直也、さあクソ真面目な性格の発動。これはきっと咲が不安になっているに違いないと、咲を公衆の面前でギュっと抱きしめる。驚く咲ではあったが、これでミリカに勝った。ちくしょー覚えてろよとこの場は退散するミリカ。でも直也のクソ真面目が発動してしまったら止まらない。授業が始まっても咲を抱きかかえたまま。流石に先生が何やってんだと言うが、直也が咲が不安がってるからこうしてると言うと、しゃーねーなと納得してしまった。
ところが消しゴムを落としたタイミングで胸に触ると、咲が思わず声を出す。気まずい雰囲気の教室内。でも渚は羨ましいなって思ったよ。
生物の次の授業は体育。着替えなくちゃいけないが、まさか直也がこのまま女子更衣室には行けない。ざまあとミリカが煽りに来たので咲は直也を放送室に引っ張り込んで鍵をかけて中で着替えだした。ぱんつみえるヤバい状態になったが、ここは渚が工作してミリカに匿名でクイッターのDMを送ったので屋上に行った筈と言う連絡が入る。あれ?クイッターってそんな匿名DM出来たっけ?兎も角これで二人っきりの放送室でのお着替えは免れる。
家に帰って、今日の咲が教室で直也に抱きしめられた話を話題にしたら、渚は羨ましいと言う顔をしたので、咲は渚が抱きしめられたいんだと叫ぶものだから、直也はじゃあ抱きしめようと。
それじゃあとはお二人でと言って咲がリビングの外に出ようとしたが、直也はそれはダメだと言う。二人だけの場所でそう言う事をしちゃいけないと。ちゃんと見ていてくれと言うので咲は仕方なくドアの所から見ていた。渚は直也に抱きしめられているうちにだんだん力が抜けて行く。一方咲の方はこの状況は何なんだ、これが世間で言うNTRみたいなものではないか。
そしてこの状況でドキドキしている自分はNTR属性があるのか、いやそんな筈は無い。咲がそんな葛藤をして目を逸らしたすきに渚が力が抜けて倒れてしまう。そこで直也が驚いて覆い被さって様子を見る。そのタイミングで視線を戻した咲は本当のNTRが始まっていたと止めに入った(アッパー)。そして渚ちゃんのHと。何を言われたか分からない渚。
ある日の学校帰り、ミリカがつきまとう。直也にゲームはやらないのかと聞くが、直也はゲームに使う時間は勉強してると答える。勉強とかすげーな今度勉強教えて貰おうかなと言うので、それを阻止すべく直也はガリ勉の割には成績は良くないと言う。直也曰く、暮らすで5位以内に入った事がない。
マジかよ。なのに頑張り続けてる直也、かっこいい。
クソチョロツインテール。
ミリカを追っ払って家に帰ると先に渚が帰っていた。この帰りのやりとり等で直也がふと思った。ミリカは自分の事を好きだったりするのか。これを聞いて咲と渚が焦る。タイムをかけて咲が渚と打ち合わせ。直也がミリカの本当の気持ちに気づいたら三股になってしまうかもしれない。だって咲を彼女にしたのに一途な渚の気持ちを汲んで二股にした直也なのだから。だとしたら私達がすべき事は全力でごまかす事。
直也の前に戻った咲はハイライトの無い目で直也にあんた調子に乗ってると宣告。あんたは並。特別イケメンでもなく、特技も無い。そんなにポンポンモテる筈が無い。自分と渚が好きになったのはたまたまの偶然。直也、そこは理解した。でもじゃあミリカが自分の前で顔を赤らめているのは何なのだろう。
それに答えて咲「発情期ね」
思わず驚愕の渚。
もうここから渚はまともに咲と直也の方見てられない。目を逸らしてる。
女の子にはたまにあるのよ。て事は二人にもそんな時があるのか。思わぬ売り言葉に買い言葉。これをごまかす為に発情期の度合いは胸の大きさに比例するから自分は大丈夫だと言ってしまう。しかしそれは胸のある渚はそうではないって事。もし発情する事があったら相談してくれと。その時はよろしくお願いしますとしか言えない渚。