探偵はもう、死んでいる。・第9話
何だかシエスタと君彦とシャルが船に乗ってどこかの島に向かってる。そう言えば前回はアリシアが実はヘルと表裏で最後はカメレオンに攫われたんだっけ。
アリシアとなって奪っていた心臓もそろそろ尽きかける頃でヘルも弱っている筈。今が好機なのですねと言うシャル。カメレオンに攫われてからどれ位の時間が経ったのだろう。全然そう言うの描写しないんだよね。そろそろ尽きかけってのは何を根拠なのかも分からないから、どうしてこのタイミングなのかも分からないし。
船上でシエスタが君彦に頭なでなでしてあげると手を広げたポーズをするが、そんな恥ずかしい真似できるかと拒否する君彦君。フラグ作っちゃったね。やっておけば良かったって。探偵はもう死んでいると言う全体の構成からして、そろそろシエスタが死んじゃうタイミングだと思うんだ。
上陸したらシエスタと分かれて君彦とシャルがどこかに向かう。どうして二手に分かれたのだろう。これが分からない。何かの建物(これも分からない)に入ったら青紫っぽい液体を君彦が踏む。薬品かなと思ったら、目の前に死体が山積みになっていたので血か。規制で赤に出来ずにこの色にしたのだろう。
手にその青紫の液体をつけたケルベロス出現。姿を変えて次はコウモリ。でもコウモリでもない。何者なのかとシャルが問うと「親だよ」と答える。じゃあなんでコウモリやケルベロスの姿にわざわざなっていたのだ。親と名乗ったそいつは自らを宇宙からこの星に飛来した植物だと言った。どんどんトンデモ設定になって来た。植物と言うのも、おまえらの分類基準で言う植物だと言いますけど、植物学者の端くれとしてどう言う分類基準で植物だと言いはるのか説明が欲しい。
まず一般的な観念の植物だとしたら光合成が出来なくてはならない。あとで蔦みたいなのが登場するが、緑色してるからと言って光合成色素のしかもChlorophyll a/bを持ってるとは限らない。種をばら撒くからと言って、その種がたまたま種っぽいからと植物だと認める訳には行かない。一体どんな所が「植物」なのか。まさか見た目が植物っぽいからとか言うなよ。
「おいおい勘弁してくれ俺たちは一体何と戦って来たと言うんだ」
そうだよねー
そんな宇宙植物(と本人は言う)に、おまえたちは何のためにテロを起こしてるんだって、そりゃ野暮な質問じゃないか。どう考えたって地球侵略だろ。自分達の子孫を残す為の。
「それが罪もない人間を殺していい理由になるのか」
これも野暮な。だって地球外生命体が地球侵略に来てるんだから罪もないもへったくれもない。
ヘルはどこにいる?ここには居ない。と言う事はわかるだろ。って、何故ご親切に説明するんだろう。
当然君彦はシエスタの方へ駆けつけた。シャルのバイクを借りて。道すがらキョロキョロしてシエスタを探して倒れているシエスタ発見。これも分からないんだ。シエスタって何してたの、二手に分かれて。船に残ってるのかと思っていたけど、君彦がキョロキョロ探すって事は移動する事になってたんだね。
倒れていたシエスタがどうやら心臓が止まっていたらしい。心臓マッサージをするが復活しないので人工呼吸をしようとしてシエスタが起き上がる。心臓止めてたんだよ。自分で止められる特別な心臓。そこまで特別なら後日渚に移植されてもそりゃ渚に名探偵の気持ちを受け継ぐ。
無事だったシエスタと君彦がここで痴話話。そんな事してる場合ではないのでは。改めて抱きしめてあげようかとシエスタが言って、ここを無事に出られたらなと完璧なフラグ立て。
そのフラグ立てが済んだところでヘル出現。お父様のおかげで治療は済んだと言うヘル。と言う事でシエスタとヘルの戦い。特殊能力の無い君彦君は戦いには邪魔。ヘルが蔦っぽいのを呼び出す。結構ヘルの方が優勢だったのに精神攻撃でヘルの切っ先が鈍る。おまえなどまがい物。アリシアに嫉妬してただけ。
シエスタとヘルの決着戦となりそうだったところで以前どこかの施設で見た化け物出現。これに君彦がやられそうだったのをシエスタが助けに入る。ああ、ここでやれますか。化け物はヘルに倒されるものの、シエスタも倒れていた。シエスタに駆け寄ろうとしたをヘルが止めて、君彦が見てる眼の前でシエスタから心臓をえぐり出してヘルは自分の中へ。この心臓が欲しかったんだ。
名探偵が死ぬのは分かったが、じゃあどうしてこの経過で渚に心臓移植でシエスタの心臓が入るの?
止められた君彦がシエスタへの想いで必死になって動いたけど、それはヘルに届かず。花みたいなのが花粉みたいなのをばら撒いたかと思ったら君彦は気を失って、次に気づいたらぼくリメ状態。
一体どっちへ向かってるんでしょうね。