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かげきしょうじょ!!・第5話

奇妙な格好で立つ紗和さん。だから愛がさらさに声をかけようとしたのを聞かずにさらさは何のポーズなのかと聞くと、みんなが一斉に「え?」。冬組の決めポーズだそうだ。うん、でも練習中にそれをやるのはどうなのよ。
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さらさがベルばら以外は何も知らないと言うので落ち込んだ紗和ではあったが、いいじゃないか、今日の午後は冬組公演の観劇日だからロミオとジュリエットをじっくり知ってもらいましょうと。

予科生が列を作って劇場に入って行くと、隣から「あ、JPX」と声をかける者ありけり。どうも冬組の里美星だそうだ。この時点では冬組No.2。No.2と言うと確かジャヒー様が(違う。普通に歩いていたと言う事は今日は星はお休み。そして今日は冬組トップの卒業公演。と言う事は星が次の冬組トップになるのかも。

こう言う時もずーっとさらさを見ていた愛は、前回の事で考えを改めてさらさに自分は酷い事を言っていた、でも謝り方が分からないと太一に相談していた。太一は思ってる事をちゃんと伝えればよい、相手によく思われようとかそう言うのを考えずにと。前回のさらさの相談先もそうだったけど、さらさと愛の相談相手は人生の良い回答をくれる。

ところで紅華=宝塚のロミオとジュリエットってそんなにティボルトが重要な役なの?シェークスピアの本を読んだ感じでは単なる悪役かと思っていたのに。

予科生、愛も含めて冬組のロミオとジュリエットを観劇して感激。総合芸術は感動するからね。そしてその帰り道、ロミオとジュリエットを見たことが無いと言っていたさらさがたった一度見ただけでロミオのセリフを覚えて演じ、そしてその演技でそれを見た予科生がみなその先に星があるかの様な気持ちになっていた。愛に至ってはさらさが輝くトップスターの星に見えて自分が何とかそこについて行こうと思うだ。

そしてここでやっと愛が伝えられる。
「渡辺さんとお友達になりたい」
さらさの永遠の片思いじゃなかったんですね。
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7月に入って制服も夏服になった頃、予科生同士の距離も縮まって下の名前やあだ名で呼び合う様になっていた。でもやっと愛と友達になれた筈だった愛には大きなハードルがあった。未だに「渡辺さん」呼びだったのだ。うん、でもそれでもいいんじゃない。
あ、愛の髪の毛伸びてる。

女の子は一緒にトイレに行くものだと思いこんでいた愛、さらさを誘うものの、そっちは断られたが前期試験の成績発表は一緒に見に行った。1番はいつもどおりの紗和。愛は可もなく不可もなしの24番。そしてさらさは喜んでいた。40番から39番に。でも実は全員で40名。しかし大喜びのさらさの隣で深刻だったのはあの山田さん。39番から最下位の40番に落ちたのだ。

以前橘先生から太ってると言われた山田、前回の最後では摂食障害の様子が見られ、今回は成績も最下位でどんどん落ち込んでいく。だから合唱の時に小野寺先生から声が出ていない、どこか具合が悪いのかと指摘された。ちゃんと食べろと。橘先生からは太ってると言われ、小野寺先生からはちゃんと食べろと言われジレンマの山田。

そもそも山田は本当に普通の子だったのだ。家庭も特に裕福な訳ではなく、たまたま8歳の誕生日の時に初めて紅華の舞台を見て魅了され、それ以来誕生日には毎年連れて来て貰っていた。中学から紅華に憧れてバレエを初めた。実家が普通のパン屋だったけど、普段何も主張しない彩子がバレエをやりたいと言ったから両親は喜んでバレエ教室へ通わせてくれた。紅華に行きたいと姉に相談したらあんな難関と言いつつ、でも姉は全面的に協力してくれた。自分は何も考えないで就職したけど彩子はちゃんと目標持って紅華を受けるなら協力する。合格したら学費の一部は出してやるとまで。そして合格した日、両親が喜んだのはもとより、姉など電話口で号泣する程に喜んでくれた。

今更やめたいとか授業について行けないとか言えない。そう悩みを抱えたまま山田はトイレで嘔吐。それに気がついたのは愛だった。

沢田姉妹の北海道の実家からモナカが送られて来たからみんなで食べようと、みんな集まって食べてる時、昔の紅華の音楽学校は予科で成績が悪かったら退学させられていたと言う話から愛はどうなのとさらさが聞く。愛は24位だったけど、やりたい事が見つかったからには本気出す、トップになると宣言。JPXで揉まれた経験のある者は違う。

それを堂々と言える愛は自分とは世界が違うと思った山田。
そしてまたも合唱の時に声が出ないのを指摘されて謝る山田。
それを薫が「いつも謝ってばかり」と言い捨てるが、これって含んでる意味があったんだなあ。

山田の異変は橘先生も気づいていた。だから食べた物のリストを出せと言う。それを見て橘はこれであの痩せ方は吐いてるなと判断する。隣の小野寺は橘が山田にデブと言ったのはデリカシーが無いと文句をつけた。でも橘も橘で考える所があるのだ。この先紅華でスターになった場合、目立てば目立つ程アンチが出現する。その時に他人の言葉に耐えられるメンタルは今から必要なのだと。

夜中に吐いてはぁはぁ言っていた山田の背中を愛が指で押す。そろそろここが痛いのではないかと。吐いて吐いて胃液が食道を犯すと背中が痛くなる。JPXでもそう言う子が居た。ここでもJPXでの修羅の体験が。私も逆流性食道炎やったけど、胸が痛いのは未だ軽症だったのかな。因みに腸がやられるとモロに背中が痛くなる。

だから何だと言う山田に愛が追い打ち。そうやって痩せても綺麗にはならない。初めから綺麗なあなたには分からないと山田は反発。

そして声楽の時間。今日は独唱と言われて最初に指名された山田が倒れた。連れて行かれた病院で医師が咽頭炎で、抵抗力も落ちていて熱が出ている。暫くゆっくり休みなさい。声も出てないでしょと。この先生、患者に優しい言葉をかけられる先生。今は自分を甘やかしてあげなさい。

そう言われて山田は寮に帰った。小野寺先生に送られて。

部屋に戻って寝ている彩子に姉からのLINEが入る。頑張ってる?と。彩子が返信すると授業時間の筈なのに返信できるのかと訝しがる姉。彩子からはお姉ちゃんのクッキーが食べたいと言うのでこの時点では姉はよし作ってあげようと返す。

でも続いてお母さんの親子丼が食べたいと来た時、姉は一応は言っておくとは返す。さらにお父さんのくりーむぱん食べたいと来たら、姉は愈々気がついた。本当に辛かったらいつでも帰って来ていいんだからねと。
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姉の優しさ、たまらぬ。

もう元の世界に戻ろうと思った山田だったが、外からドアを激しく叩く小野寺。男子禁制の寮でも今は緊急事態。そして小野寺は叫ぶのだ。成績は最下位になったかもしれないが、あなたの下には入学出来なかった1095人の女の子が居るのだ。やり直しはきかない、出てしまったらもう戻れない。僕はあなたにやめてほしくない。それに忘れていることがある。何もない子が紅華に入れる訳が無いのだ。入試の時の歌を小野寺が聞いて、この子は歴代屈指のエトワールになれる子なのだと。エトワール、それは歌姫。グランドフィナーレに大階段の先頭を切って演目の歌を歌って下りて来るプリマドンナ。
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小野寺の励ましで山田は立ち直った。いや、もう平凡そうな名前の山田ではなく彩子として。戻った彩子に楽譜を渡すさらさ。最初の独唱は彩子。その声を聞いてみんなが驚いた。でも最初の方で書いた様に薫は知っていた。入試の時に同じグループにいて、それまで眠そうにしていた先生方が彩子が歌い出した途端に目を見開いたのを。だから「謝ってばかり」は、そんな力があるのに何故実力を出せないのかと言う言葉だったのだ。

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