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白い砂のアクアトープ・第1話

P.A.WORKSの新作。雰囲気的にお仕事系に見える。

二人の主人公構成らしく、一人は沖縄の高校生海咲野くくる。家の前の?様に何かをお祈りしていた。最初に置いたお供えを大きいのに置き換える程に真剣なお願いらしい。その?様、チラっと沖縄の風景で出ていた。
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くくるの同級生の照屋月美がくくると仲村櫂が良い仲になるのを期待してるみたいだが、くくるの興味は今は水族館。てっきりバイトとかそっちかなと思ったら、最後の最後で「私、ここの館長」と言っていたので驚いた。公式サイトを見たら祖父が館長でこの夏休みに館長代理をやってるらしい。

もう一人の主人公は宮沢風花。アイドルになりたくて盛岡から東京に出たものの、可愛いだけで目立たないとの評価を事務所から受けていて、それを知った風花は後輩にセンターを譲ってアイドルの夢を断ってしまった。勿論、本人は一生懸命頑張ったけど夢は叶わなかったと悲しんでいる。それがあのハイヒールに象徴されていた。

母にそっちに帰ると言う電話をしていた時は未だ盛岡が故郷とは見て取れなくて、沖縄の水族館に行くのだろうと思っていたから何故東京駅の新幹線ホームへ行くのかと思ったら、ここで盛岡だと分かった。そして母が言うには、こう言う事はいずれ周囲に気づかれるから最初にもうみんなに言った。みんなはじゃあ壮行会しなくちゃって言ってると電話で言うので、恐ろしい光景が目の前に浮かぶ風花。

おそらく東京に出る時も近所の人から壮行会をやられたのだろう。あれは未だこれから夢を追う時だから良かった。でも傷心で帰った時にそんなのをやられてはたまらない。故郷が北なら逃げる先は「南へ。」。思わず那覇行きの飛行機に乗ってしまった風花だった。

那覇市内をブラブラしていたら占い師に声をかけられる。カモが捕まったと思った占い師だったかもしれないが、でも逆に風花から身の上話を聞いて貰って本気の人生相談と言うか占いをしてやる。その結果は最近良い事がないかもしれないが、陽の沈む頃に射手座を目指せとのご託宣。いきなり射手座って言われてもと思ったが、今って星座アプリあるからなあ。

と言う事で、風花はバスに乗って日没時に射手座方向になりそうな海岸へ。そこで一晩思わず寝入ってしまったが、翌朝起きてみたら自分の周囲に何かの儀式みたいな模様が。
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当然母からは心配するメッセージが来てたが、弁解の返事せずに電源OFF。

翌日フラフラとあてどなく歩いていたが、日差しにやられてフラフラしてるところを観光協会の人(久高夏凛)に発見されて熱中症になりそうなところを介抱され、見どころを案内された。

そして辿り着いたのが「がまがま水族館」。素敵な水族館だなと思って眺めていた風花、突如として水に包み込まれる不思議な体験をする。自分と同じ様な目立たないけど頑張っているイシガキカエルウオにまとわりつかれ、ジンベイザメに何かを言われた気になって。

気がついたら目の前にくくる。ひょっとして見えたのかと。
単なる幻影じゃないのか。くくるにも見える何かなのか。

くくるは夏休みだけの館長だと言って、今働いてくれる人が居なくて困ってるんだと言うと、それを聞いた風花がお世話になりたいと申し出た。
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これが二人の出会い。

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