« かげきしょうじょ!!・第1話 | Start | 探偵はもう、死んでいる。・第1話 »

死神坊ちゃんと黒メイド・第1話

5歳の時に魔女によって呪いをかけられ触れた生き物は全て死んでしまい、摘んだ花は枯れ触った巨木すらも枯れ、周囲からは気味悪がられ、それどころか自分たちも触られたら死んでしまうと恐れられ、かくて母親からも遠ざけられて「死神坊ちゃん」と呼ばれる様になった主人公。

しかしそんな彼にも一人のメイドが付き添っていた。アリスは誰もが恐れる死神坊ちゃんに全く恐れをなさず、それどころか必要以上に近づいてはセクハラ行為までするのだ。だがそんなアリスを、坊ちゃんは唯一自分に接してくれる人として、そして女性として好きだった。好きであればこそ、自分に触れてしまうとその唯一の人間が死んでしまうのを恐れていた。
参考資料

坊ちゃんが触れた生き物は死んでしまう、それは手袋をしていても駄目だった。だったら手袋していなくてもいいんじゃないかとも思うが、そこは貴族の嗜みだろうか。それとも少しでも危険度を下げたいからだろうか。そして常に被っているシルクハット。これはなぜかと思ったら黒い巻毛を見られるのが嫌なのだと言っていた。そっちは容姿の問題か。

そこに久しぶりに幼馴染のフィリップがやって来るとの報せが入る。誰もが自分から離れた今となって、久しぶりに向こうから幼馴染が訪ねて来るのは坊ちゃんにとっても嬉しい。だがやって来たフィリップは坊ちゃんを非常に恐れていた。挙句の果てに最後は坊ちゃんを杖で突き放す。だったら何故やって来たんだと思ったら、坊ちゃんの母に命じられて様子を見に来たらしい。

せっかく向こうから来た幼馴染だと思っていたのに、それは違っていて改めて一人ぼっちを嘆く坊ちゃんではあったが、でもその坊ちゃんをアリスは受け止めてくれる。今の坊ちゃんにとってかけがえの無い唯一の人。

くっつくにくっつけない恋愛物と言うのはよくあるが、これは究極のくっつけない恋愛物。触れた瞬間にそれが終わるのだから。

それにしても、坊ちゃんの呪いってどこまでの力があるのだろう。手袋を介しても呪いによって触れられた生物は死んでしまう。ではその介する厚さや距離はどこまでか。当然だが坊ちゃんと他の人間は地面を介して接している。でもそれでは死なない。部屋の壁の厚さだったらどうなのだろう。いや、今回坊ちゃんとアリスはビスケットを介して口と口が接近していた。あれでもアリスは死なない。

ところでもっと生物学的につきつめると、坊ちゃんが吸った空気が一度肺に送られて出て来たら、その中にあった細菌などは全て死んでいる筈。究極の空間滅菌装置ではないか。ただ、坊ちゃんの腸内細菌も全滅してる筈で、よく生きてるな坊ちゃん。

古式ゆかしい「呪い」だから坊ちゃんが「触った」と言う意識が生まれた時だけ発動すると言う考えで良いだろうか。

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« かげきしょうじょ!!・第1話 | Start | 探偵はもう、死んでいる。・第1話 »