« さよなら私のクラマー・第2話 | Start | やくならマグカップも・第2話 »

不滅のあなたへ・第1話

神みたいな津田健次郎さんが球を放り投げた。球である「ソレ」は先ず石となった。やがて苔をまとい、南方から来たレッシオオカミ(これって検索したらこの作品での種名みたい)が力尽きると今度はそのレッシオオカミの姿を移す。傷までも移す。なのに傷はすぐに癒える。

レッシオオカミの姿で廃村の様な場所へ行くと一人の少年が迎えた。どうやらその少年がレッシオオカミを飼っていた様だ。村には少年一人しかいない。ここでサブタイが「最後のひとり」だったので悪い予感がした。
参考資料

他の村民は全員が豊かな土地を求めて旅立った後で、少年は廃村の廃材と水の中から捕まえる魚で命をつないでいた。だがこの少年が前向きなのだ。どうみても足手まといで捨てられたと思われるのに、いつか村民が迎えに来てくれる事を夢見ていた。そして長い日々が経つと今度は少年は村民を追って南方へ向かう事にする。困難があってもずっと、ずっと、ずっと前向きの少年。石に書かれた矢印を見る度にこちらへ進んで正しいのだと喜ぶ少年。

これらが全部不吉な予感しか齎さない。やがて脚を痛め、それが治癒する様子もなく、そして遂には破局が訪れた。石の矢印にはバツが書かれ、その近くで村民が全滅したらしい痕跡に出会う。

夢破れ元の廃村に戻った少年だったが、それでもレッシオオカミに対して笑顔を絶やさない。だがやがて命尽きる日が来る。少年はレッシオオカミにずっと僕の事を覚えていてねと言って崩れ落ちた。

ソレは今度はその少年の姿を獲得する。目の前で命尽きた生き物の、そして刺激が大きい場合にソレは似姿を得るのか。

こうしてソレは少年の姿として旅を始めた。
おお、第1話、少年は残念だったが、ソレの旅の始まりのプロローグか。

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« さよなら私のクラマー・第2話 | Start | やくならマグカップも・第2話 »