ワンダーエッグ・プライオリティ・第11話
リカもゴールイン。ちえみもふくよかな姿で復活した。めでたしめでたし…なんて事にならないだろうと言うのは桃恵の件で予想出来た。案の定マナがやられる。桃恵の時のハイフンとは別なドットが出現。マナをリカの目の前で殺してやはりこれはリカに食べさせたのだろう。これでは桃恵と同じ様にリカも動けない籠もってしまうだろう。
アイはアカと裏アカのいつも居るガーデンに来た。ガーデンの隣にある家に電気が灯ったのでそちらへ行く。ドアをノックしてみたら中から鍵が開いた様な音がしたので中に入ってみる。灯りに導かれるままに行った先の部屋は書斎の様な部屋だった。自殺した少女達に関する資料が壁に貼られている。それを何か調査した形跡がある。
突如出現する裏アカ。裏アカはここでのアカとの過去の生活を語り始めた。
アカと裏アカは二人で自由に研究を進めていた。そう言う待遇は良かったが、但し研究成果が漏れない様にと四六時中監視が付けられ、それが二人のストレスとなって行く。
ストレス解消として二人が始めたのがAIの開発。そしてそれは少女の外観をした容れ物に搭載された。二人は人間の少女を創造する事でこのストレスの解消を図ったのだ。そしてその少女はよく出来ていた。動き出した少女は自らフリルと命名する。ああ、それ、ハイフンとドットが言っていた名前だ。
フリルはよく出来すぎていた。それがAIではなく、まるで現実の少女であるかの様に二人が時折錯覚する程に。これ、容れ物ってどうやって作って何で出来てるの?有機物なら代謝とか必要だと思うのだが。そしてフリルの妙な癖、ンパ。
ある時二人はシンポジウムに出席する。えー、何このシンポジウム。うるさくて外で休んでいる二人の所へ女性がやって来た。これどう見てもハニトラにしか見えないんだけど。好意を寄せて近づく女性は全てハニトラ。
ところが保科あずさ、どうも普通の子らしい。そして裏アカもそうだがアカの方があずさに惹かれる。しかしそれをフリルがアカを取られた様に感じる。
アカとあずさが結婚した時にフリルは友達が欲しいと言い出し、そして「友達」を作りはじめる。これがハイフンとドットか。やがてあずさが妊娠。ここでとうとう事件が起きる。フリルが入浴中のあずさの浴槽に動作中のドライヤーを投げ込む。
辛うじてあずさの中の赤ん坊だけが助かったみたいだ。当たり前だがアカが壊れる。そしてフリルを閉じ込める。AIだから電気だけ供給されれば稼働し続けるのか。いや、だからその容れ物の身体は何で出来てるんだ。
アカとあずさの子、ひまりが育つ。二人は辛うじてこのひまりによって心のバランスを取り戻したかに見える。ひまりは元気に育ち、やがてフリルの設定年齢になる。そのひまりが裏アカに言うのだ。裏アカは嘗て母あずさを好きだったのだろうと。そして続ける。自分が大人になる迄待てるかと。今度はひまりが裏アカを選ぶのか。裏アカはガキがとはぐらかすものの、ひまりは中二はガキじゃないよと言ったその口があのフリルのンパをしてしまう。
その晩だ。ひまりは死ぬ。自殺に見えるが遺書は無い。そもそも死ぬ理由が全く分からない。その日じゃないか、裏アカに待っててくれたら結婚してあげてもいいよと言ったのは。それでその晩に自殺するとかあり得ない。
またアカと裏アカがどん底に落とされる。あのンパが気になって裏アカが地下に下りるとフリルの所へ大量のコードが。フリルが何かしたのだろう。どうやって裏アカを好きなあの子が死んだのか知りたいでしょう、などと言っても居ない事を言い出す。これはもう間違いない。裏アカは激昂。
そして処分した?
二人はこれを受けて、少女が自殺する原因を調べ始める。ああ、これでワンダーエッグにつながるのか。そしてここまですさめばそりゃ肉体を捨てて脳だけになるかもしれない。最初は知識を求めすぎて肉体を捨てたのかと思ったが。
アイはこれを聞いてどう思ったか。
「ちくしょう…」

