まえせつ!・第11話
10月に入って愈々お笑い新人王決定戦が始まる。
まえせつ!もCOVID-19の影響で7月放送予定していたのが10月放送に延期になった作品なんだな。本来だったら9月の放送で10月になったらの話の筈だった。
そのルールだが、先ずは地区予選。そこから本選。そして最後に最終決戦。地方予選で勝ち抜いた2組が本選へ。ここ、「勝ち抜いた」がポイントだった。これを聞いた時は予選でいきなり2組になるんじゃあっと言う間に篩いにかけられちゃうと思ったのだが、今回の話を見たら徐々に減らされての2組らしい。
参加資格は芸歴15年以下と言うだけなので、エントリーした中には既に事務所に所属したりテレビに出たりしてる人達も居る。なゆたがエントリーリストを見たらスパイクも居た。おや?だとしたら昨年JKクールが優勝したって言うのは凄いね。審査員、話題性取った?
ここのみんなが予選会場として振り分けられたのが渋谷のヨシモト∞ホール。以前JKクールとか見た所だ。あそこに立てるのかと感慨深いみんな。意気上がるみんなは12月の最終決戦迄行くぞと言うが、今の状態でそれは無理だろう。意気込みは必要だけど。
お嬢様セットをたいらげて(よくあれだけ食べられるな。あそこでりんの大食いネタでも出るのかと思ったが)、まなつはみんなどんなネタで行くのかと聞いてみた。因みにマネー&カネーは節約女子高生ネタ。R凸はいつもの流れ(漫才コント。そうか、ああ言うショート劇みたいなのは漫才コントって言うのか)、とこなつは役割分担を変えたばかりだからネタの熟成が必要との事。
マネー&カネーを見て昔の自分達を見てる気がする四人。とこなつも結成時に勢いでお笑い新人王決定戦に臨んだものの、あっさり落選して悔しい思いをした。悔しいの最上級は切歯扼腕ではないか?
まなつ達を見てまふゆは自分達もそろそろ頭一つ飛び抜けたいと言う。予選突破して本選で爪痕残したい。これが割合現実的な目標だろう。決戦は無理だろうから。大真面目に語るまふゆを見てりんが笑った。何故かと言えば初めてまふゆに会った時の顔を思い出したから。
大宮ラクーンよしもと劇場でまふゆがNON STYLEのアクリルチャームを真剣な顔で選んでいたのだ。その時に最後の一個をまふゆとりんが同時に手を伸ばして取ろうとした。この時はお互い初対面だったから譲り合ったけど、これがきっかけで四人はお笑いを目指しているのを知り合った。そうだったのか、何となくりんとなゆたはまふゆとふぶきの高校の先輩かと思っていた。第1話であの高校を強調されちゃったから。確かに何故大宮の高校なのに何故川越でバイトしてるのかと思った。
と言う事でこの時以来男爵邸を根城にして四人は語り合う様になった。どんな芸人が好きかとか話をしてるんだけど、一組も分からん。やはり私はそこまで濃いお笑い好きじゃなかったか。
その後、川越に帰ったりんとなゆたは川越の田谷堰の前でまふゆの「頭一つ」の言葉を噛み締めていた。頭一つ出て事務所に所属。でも事務所に所属したからと言っても必ずしもそれだけで食っていけない。もっと練習を。それでも芸人は見てもらってなんぼ。だから事務所に所属して色々な人に見てもらうのが大事だと。
こうして決定戦目指してみんなネタづくりやらネタの熟成やら。そして決定戦の日を迎える。
前半戦、しかも最初の方にマネー&カネー、ふりいくっ!、とこなつ、R凸が並ぶ。
おい、マネー&カネー、衣装に気合入ってるじゃないか。この時点で予選落ちした時の反動が心配だったけど後を見たらどうやら大丈夫だったんじゃ。
観客が審査するらしい。出演者に○×をつける方式らしい。
こう言うのって後の方が見てる方が疲れるから大変なんだよね。
マネー&カネー、お金好き女子高生で攻める。その中の試食のネタで「さっきも美味しかった」は良かったな。今日の話の中で一番のボケだった。
そしてふりいくっ!をやってとこなつをやって(とこなつ出番少なかったな)、R凸は結構漫才コントやった。
予選一回戦はマネー&カネーは落ちたけど、とこなつとR凸は通ったみたい。
ところがCパートがあった。まふゆになゆたから電話。こう言うタイミングの電話って大概良くない連絡なんだけど、R凸は二回戦に出られないと涙声で。