トニカクカワイイ・第7話
深夜の車庫名SA(車庫って何だろうと思ったら車庫→シャコ→エビ→海老名か)のフードコートへと向かう星空と司。見てなさいよ、些細なすれ違いから成田離婚になるんだからと影から見ている千歳。
星空がバスに財布を忘れて取りに戻ろうとするのを見て、これが些細なすれ違いだとポーズを決めるものの、その星空にバス迄着いて行く司と言う仲の良い二人。
フードコートに入った二人は色々ある店に目移りする。しかしそこで星空が選ぼうとしたのが牛丼の古野屋。何故ここ迄来てチェーン店なのかと怒る司。もっと冒険しろと。司はフードコートに入る時に既に目をついけていたのだ。ヒルネンデスに紹介されたと言うライムうどんを。元ネタのヒルナンデスって見た事が無いからこの辺りの流れが全然分からなかったけど。
ともあれ紹介されたと言うのに釣られて司はライムうどんを注文する。ゆず蕎麦と言うのがあるのでそれの類似品。ゆず蕎麦も見た事無いな、そう言う物があるのか。蕎麦は大好きだけど酸っぱい物は嫌いだから。
ところが注文して出て来たのを見てみたら見本と随分ライムの乗り方が違う。そして食べてみたら冷たいうどんにライムの味がすると言う、予想の範囲内でしかない味だった。星空が食べてみてもそんな印象で、ひょっとしたらライムを食べてからうどんを食べたらいいんじゃないかと司に提案する。
躊躇う司に冒険するんじゃなかったのかと押してくる星空。自分が言いだした事だからと司はライムを齧るが、酸っぱい。その顔がカワイイと星空は盛んにシャッターを切る。
司を酸っぱい目に遭わせたお詫びとしてソフトクリームは?と言う星空に、ちょっと気持ちが揺らいだが、その程度ではと言う司。じゃあ僕が食べる物を司が決めて良い、そして少し分けてあげようと言うのでカリカリメロンパンを買って貰ってすっかりご機嫌も直る。
それを影から見ていた千歳達。シャーロットとアウロラは些細なトラブルがあってもイチャイチャのスパイスにしかなってないと言うので怒った千歳は星空がトイレに行ってるすきに姿を現した。
しかし二人がもめかけたところでヒルネンデスの取材が来てしまって、見られてはまずいと戻って来た星空とともに脱出。星空と司は先にバスで行ってしまう。シャーロットとアウロラはフードコートでのんびり食事。どうせ自分達の車は速いから追いつくと。
京都に着いたら星空は京都観光をと思ったのに司は美味しいパン屋と漫画ミュージアムに行きたいと言い出した。星空は寺社仏閣を考えていたものの、司に言わせるとそれって古い物件。いまさらとも言う。この後観光用の和服に着替える時も自分で着付けが出来ると言う。星空と一緒になる前にそう言う物に慣れ親しんでいたみたいだ。
和服で出て来た司を見て星空が綺麗だと顔を赤くして見つめる。そうやって見つめられると自分も赤くなる司。
見ていられない千歳が乱入。朝っぱらからイチャイチャするなと。千歳は婚姻届を出そうと自分は認めないと言う。でもそれを聞いた星空は、反対する人を納得して貰うと言ったのを思い出し、じゃあ二人で話をしようと千歳を誘う。
それではと司はシャーロットとアウロラが美味しいパン屋と漫画ミュージアムに連れて行く。
残った星空と千歳だが、人間性は親密な付き合いから分かる。だから今日は自分が恋人役をやるからもてなせと要求する。それに応える星空。
その間、司はパンの美味しい喫茶店に連れて行かれ、シャーロットから星空のどんな所が好きなのかと迫る。司は星空がトニカクカワイイと言う。トニカクカワイイは星空から司に向かってだけじゃなかったのか。以前、要の事を自分に紹介する時も、先ずは褒める所から話す。人の話しぶりを聞いたらその人の人間性が分かると言うのだ。
実は同じ事を千歳は星空と京都をまわっている時に気がついた。この人の話しぶりから分かる人間性。司はこう言う人が好きだのだと。
思い知らされた千歳、取り敢えず東京へ引き下がる。
そして星空と司の二人は「金鉄」で奈良へ。